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団体からのお知らせ

【特集】 Volunteer Interview 第3回 赤平剛文さん

インタビュー1702赤平さん1 (3)

仕事をしながら、無理のない範囲で

‐お仕事の内容について簡単に教えてください。
 
社会人9年目、通信関係の装置を作っているシステムエンジニアです。職場ではネットワーク機器のソフト開発を行っています。
大学が仙台で、千葉県で就職をして、4年前に仙台に異動してきました。実家が青森なので近い方がいいなと思って異動希望を出していました。
 
‐アスイクは何年目ですか?
 
2年になります。今は週に一回だけ大体仕事終わって18時~19時くらいから参加するような感じですかね。
 
‐今やられているお仕事とアスイクがつながらないような気がするんですが、参加のきっかけを教えていただいてもいいですか?
 
こういう言い方もあんまりよくないかもしれないんですが、気分転換できることを探していたんです。
時間を持て余しているなと思っていて、習い事とかサークル活動とか色々探す中で、ボランティアもそのくくりで考えてみようと思って。
一番興味があった教育関係でボランティアを探しました。
 
というのも私、高校の教員免許を持ってるんです。
教員も楽しいんじゃないかなと思った時期もあったんですが、社会人をやりながら教員試験を受けるのは大変だろうと思ってやめました。
ただ、なんとなく教育に興味があったので、せっかくだからこの機会に教育関係に携わってみようと思って
 
‐教育関係のボランティアって他にもたくさんあったと思うんですが、なぜアスイクを選んでくださったんですか?
 
仕事が終わってからできる、という条件で探したら教育関係ってあまりなくて。
アスイクは参加できる時間が、18~21時の中で好きなタイミング、というのがよかったですね。
休日は自分の時間にしたいので、土日以外で探したんです。
ある程度自分の時間も持ちたいし、でも新しいこともやりたいしっていうところでアスイクに参加してみることにしました。
 
‐今後も是非無理なく参加していただきたいです。
システムエンジニアって相当お忙しいイメージがあるんですが、アスイクに参加するのって大変じゃないですか?

 
そうですね・・・。正直仕事が忙しくなっちゃうとなかなかアスイクに来れなくなっちゃいます。
週2回の参加だったらきつかったかもしれませんが、週1回だから軽い気持ちで続けられています。
仕事をしていて週2回となるとちょっと大変かもしれないですね。
 

大人の友達、という距離感

‐子どもたちの素直なところって見習いたいですよね。子どもたちとの関わりの中で嬉しかったことってありますか。
 
去年中学を卒業した子どもが、高校生になって初めてアスイクに遊びに来てくれて、その時に手紙をくれたんです。
内容は「元気にやってますか?!」くらいのささやかなものだったんですが、
そういうのをもらって、アスイクを卒業しても楽しくやっているんだというのを知れて嬉しかったですね。
 
‐それは嬉しいですね!じゃあ、日々の活動で楽しいことってなんですか?
 
子どもたちと話すのが本当に楽しいですね。
A君はファンタジーが好きだからきっと今日もその話をしてくれるんだろうなとか、
Bさんはアニメが好きだからその話をするんだろうなとか、
C君は部活の話かな?とか子どもによって違いますが、聞いたり話したりするのが楽しみです。
もしかするとアスイクには遊びに来るような感覚で参加しているかもしれないですね。だからつらくないんだと思います。

インタビュー1702赤平さん2

‐なるほど!赤平さんを見ていると、子どもたちに自然に溶け込んでいるような印象がありますが
関わりを持つうえで大切にしていることって何かありますか。

 
説教臭くならないようにしています。先生っぽくなっても楽しめないし、先生は先生、親は親でいるので、
大人の友達、みたいな感覚の距離感でいるようにしています
そういう意味で同じ目線でいながら、相談がしやすいような空気を持つようにしています。
 
例えば、否定的な態度をとらないとか、本音で接するとか。
「それは違うよ!」「それよくないよ」とか「こうあるべき」論を掲げる大人が僕は苦手なので、子どもたちにもそうならないようにしています。
 
‐いいですね。ぜひそのまま友達感覚で子どもたちと関わっていてほしいです。
逆に活動していく上で悩んだことってありますか。

 
仕事との兼ね合い、ですかね。
忙しくなるとなかなか来れなくなっちゃうのでそれが続くといい関係にならないんじゃないか、とか思ったことはあります。
あとは仕事が終わってからくるので自分の方が疲れてしまってたりなんてこともあります。
 
まずは「仕事をきちんと優先させる」と割り切って、仕事が忙しいときは来れなくても仕方ないなと思えるようになりました。
自分が疲れているときは、他のサポーターの方もいるので、集中できていない子とかとおしゃべりしながら一日サボって過ごしたりします(笑)。
 
‐いえいえ!サボりじゃないですよ(笑)!会話するのもとても大切な関わり方だと思います。
あんまり気張らずに参加していただけているんですね。

 
そうですね(笑)。
 
‐子どものどういった部分が魅力だと思いますか?
 
可能性がたくさんあるところですかね。
これから先、何の資格を取るとか、何に興味を持つとか、何を勉強するとか。まだまだたくさん選択できて、夢があるのがいいなと思います。
だからこそ否定的な態度を取らず、進みたい方向に行けるようにサポートできればいいなと思います
 
‐具体的に何か子どもと将来の話とかしましたか?
 
プログラマーになりたいっていう子たちにゲームは作れるんだよ、って話をしたりはします。
scratchと言うプログラミング教育にも使われているツールを使って障害物をさけながらリンゴを集めるゲームを作って一緒に遊んだり、一緒に改造したりしました。子ども自身がゲームを作るまでは興味を持ってもらえませんでしたが(笑)。
 
無理に作らせるのは違うなと思ってそのままにはしましたが、一つの選択肢として見せれたのはよかったかなと思います。
将来何らかの形で思い出してもらえたらいいかなって。
 
‐二年間の活動の中で成長できたことや気づけたことってありますか。
 
こういう活動に参加したことで、会社の人以外との人間関係ができたことですね。
子どもたちもそうですが、アスイクの職員の方もそうですし、同じくボランティアとして活動している方もそうですし。
普通に働いていたらなかなか出会わない人たちだし、そういう人たちと出会えて自分の視野が広がったし、
NPOってなんだろうってあまり興味なかったんですが気になるようになりました。
 
あとは単純に中学校の勉強、もはや忘れている内容を同じレベルで勉強し直せるのもいいですね。
数学は得意なんですが、英語とか社会は子どもたちと一緒に勉強してます(笑)。
 
‐NPOの活動のどのあたりに興味を持たれましたか。
 
まず、純粋に世の中で困っている事を解決するために活動するNPOの働き方が現代っぽくてやりがいがありそうだなと思いました。
あとは、仕事として成り立たせる為にNPOがどうやってお金を集めているのかなどを知りたいと思いました。
これらの事はアスイクの活動を通して実際に働いている人が身近にいた事で興味が持てたんだろうなと思います。
 
‐勉強が苦手でも、アスイクのボランティアってできますか?
 
はい、隣に教科書があれば一緒に勉強できます(笑)。
例えば、学力を気にしてボランティアに参加しない人がいたとしたら、それは全く気にしなくていいと思います。
あとは、周りにいる学習支援スタッフ(アルバイト)の学生の方とかボランティアに参加している方の中で勉強を教えるのが得意な人もいるので、とても頼りになりますし。
 
 
思ったより気軽でゆるいなと(笑)
 
‐ボランティアって敷居が高いって思われている方も多いと思うんですが、参加するまではすんなりでしたか?
 
うーん、確かに高いかもしれないですね。ただ、さっきの話にもあったようにとにかく気分転換したかったので。
アスイクに参加希望のメールを出すまでは緊張していましたが、
メールを出してからは「新しいことやるぞ!」って気分になりました。
 
‐実際に参加してみての感想とか考えていたものとのギャップってありますか?
 
まずやってみようと思って飛び込んだのでそんなにイメージが固まっていた訳ではないですが、
入る前は勉強ばっかりで塾っぽいのかな?と思っていました。
実際入ってみていろんな意味で思ったよりゆるいなって思いました(笑)。僕からしたら、ボランティアに参加する上でゆるくないとたぶんしんどかったと思います。
だからとても続けやすいです。
 
子どもたちに関しては、もしかしたらもっと勉強をした方がいいのかもしれませんが、
お話をしにアスイクに来る子どももいるので、そういう時は無理やり勉強する必要もないなって。
そのあたりが入る前のイメージと違ってゆるいなって思います。いい意味で予想と違ったので良かったです。
 
‐アスイクの活動をしてみてどうですか?
 
やってよかったです。とてもいい気分転換になっています。
アスイクに来ている時は普段生きている世界と違いますよね。たとえ仕事が大変でも、そんなのお構いなしに子どもと話ができますし。
アスイクに来た瞬間に気持ちが切り替わります。疲れが飛ぶってわけではないですが(笑)。
仕事ばっかりじゃないのがいいかなって。
 
‐お忙しい中でも続けて来ていただいているのってどういったモチベーションから?
 
気分転換になるのもそうですが、普段仕事をしている中で関わる人って年上の男性、くらいじゃないですか。
対中学生、ってなると全く会話の内容が違いますよね。情報が早いっていうのがまず刺激をもらえるんです。
普段そういう話をできる人って周りにいないので。
 
素直で、気を使うことがないって部分とかも大人と違うなと感じます。
時には脈絡がないようなことを延々と話したりもするんですが、そういう素直でストレートな部分が大人と違うから面白いなって思います。
大人だと気を使って何重にも重なったことを話す場合もありますから。それはそれでいいんですけどね。
 
‐赤平さんにとってアスイクってどんな存在でしょう?
 
いつもと違う空間に行ける、気分を変えることができる新しい居場所です。

もしも「もう行かない」ってなると寂しいですね。新しいつながりや新しい人間関係ができたので。
 
‐興味のある方に踏み出せる一言をください。
 
趣味とか習い事とか特になくて、暇を持て余してる社会人の方って結構いるんじゃないかって思うんです。
僕は今バスケのサークルも入っているんですが、例えばサークル活動とかと同じ選択肢としてボランティアも置いてみて、その上でやりたいことを選ぶようにして、更に教育とか子どもに興味があれば参加してみたらいいんじゃないかなって思います。
 
特にお金がかかるわけでもないですし。メールを出す勇気はいるかもしれませんが(笑)。
 

(聞き手:今井)

インタビュー1702赤平さん3

前2回はこちら
【特集】 Volunteer Interview 第1回 石井肇さん
【特集】 Volunteer Interview 第2回 櫻井愛美さん、六角美紅さん


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