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導入団体インタビュー

ユースコミュニティー(東京都大田区) 代表 濱住邦彦さん
子どもの支援を始めたキッカケ

 キッカケは、労働組合の学習会に参加したことです。その学習会では一日みっちり勉強するんですが、午後にテーマごとに分かれた分科会が30ほどあり、たまたま参加したのが「可視化しづらい子どもの貧困」というテーマでした。

 それまで成人の労働問題などは身近なものでしたが、子どもの貧困が広がっていること、それがどれだけ過酷な状況なのかということを初めて知ったんです。同時に、それを支援する動きも各地で広がりつつあることも知りました。震災後を契機に自分も何かしなければという意識もあったので、私も地元で子どもの貧困問題に取り組んでみようと思い、2012年にユースコミュニティーを立ち上げました。


現在の活動内容

 大田区と協働して、生活保護世帯の子どもたちの学習支援を行なっています。週2回活動日を設けていて、小学校5年生から中学校3年生が通っています。

 また、勉強以外にも、子ども同士や子どもとボランティアが語り合う時間も大切にしているのも特徴です。たとえば、欧州教育で行われているサークル対話という手法を活用したみんなが輪になって語り合う場、カードを使ったコミュニケーションゲームなど、さまざまな取り組みを行なっています。そういう時間をつくることで、子ども同士も仲良くなりますし、悩みを子ども同士で解決できるようになるという効果があります。

活動で大事にしている事(子どもたちへの提供価値)

 中学生ともなると、自分の家庭が置かれている状況、境遇を理解してきます。たとえば、進路も贅沢しちゃいけないとか。そういった子ども達に、劣等感を抱いてほしくない、自己肯定感を高めてほしいと思っています。

 そのためには、「寄り添うこと」「あたたかく見守る」ことが一番大切だと思います。また、ボランティアスタッフの中には、少年(少女)時代に貧困の中、苦労した人もいます。そういった経験を話す機会を定期的に設けるなどして、子どもたちに生きるヒントを与えられればと思っています。


モデル・ノウハウ移転を受けようと思った背景・動機

 それまでは、学校の宿題や、学校の授業でわからないところを対応する補習スタイルをとっていました。そういうスタイルは、宿題をきちんとやって提出する習慣をつくるなど一定の効果もありますが、勉強が遅れている生徒には、どうしても対処療法的な対応になってしまいます。根本的な理解をどう深めるか、そのためにも、どこをどれだけわかっていないのかを把握させることが必要だと感じていました。

 また、週1回、ないし2回の学習では限界があります。やはり自宅での学習習慣に勝るものはありません。そういった困難を抱える中、たまたま「すらら」のことを知りました。「すらら」は自宅でも使えるので、生徒の基礎学力の定着に有効だと思いました。


子どもたちの反応

 eラーニングを利用している子どもの感想を聞くと、非常に面白く、またわからないところを気軽にさかのぼれるのがいいと言っています。

 また、学力診断テストを使うことで、わからないところがグラフによって可視化されるのがいいですね。やることが明確になりますし、何より学習計画を立てるのも、生徒とスタッフの協働作業のようなカタチで考えられるので、子どもとスタッフの距離感も近くなるという効果もあります。


モデル・ノウハウ移転の効果

 重複しますが、学校の教科書・ワークの補習ベースでは、どうしても限界があります。わが子を預ける保護者にも、どうしても物足りなさや、不安感を感じることがあったと思います。

 また、子どもの視点から考えれば、学校のクラスメートが通っている塾のカリキュラム・教材に比較して、ややもすると「やっぱり自分はこういうところにしか行かせてもらえないんだ」といった劣等感を持ってしまうことが少なくありません。こうした中、「すらら」の導入は、他の塾と同等の環境を与えられ、生徒の学習意欲や自尊心を高めるためにも大きく役立っています。

 それから、ボランティアの定着率を上げる効果もあると思います。中学生ぐらいの勉強になるとそれなりに難しいので、いきなり子どもに質問されてもボランティアが答えられないということもよくありました。答えられないと「やっぱり自分にはムリだ」と自信喪失し、辞めてしまうこともあります。でも、ボランティアが子どもと一緒にすららのレクチャーを見て、勉強の内容を思い出すことができる。そうすると、子どもの質問にもちゃんと答えやすくなります。「勉強を完璧に教えられないといけない」というプレッシャーはだいぶ軽減されて、ボランティアも余裕をもって子どもと接することができるようになったと思います。

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