社会福祉法人 明日育福祉会アスナビ

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2016.10.03 活動報告

【岩沼市】アスイク活動のいま~サポーターのチカラ~

こんにちは、岩沼市学習支援コーディネーターの鈴木篤です。
一気に肌寒くなり、秋の訪れを感じる今日この頃。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
 
さて、普段の活動報告の中ではなかなか触れられませんが、アスイクでは
様々な年代・職業の方が学習サポーターとしてボランティア参加をしてくださっています。
 
現在、岩沼教室に関わって下さっているサポーターのみなさんも、
大学生・専門学生・高校生・社会人・主婦・シニアなど、その顔触れは非常に多彩で、
それぞれの力を活かして子どもと関わっていただいています。
 
そんな多様な顔ぶれの岩沼教室での、夏休みも終わりにさしかかったある日の一幕です。
 
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主婦の学習サポーターの荻原さんは、中学2年生のLくんについて、
読書感想文を一緒に進めてくださっていました。
 
「Lくんにとって、この本のどんなところがよかった?」
「目の付け所が面白いね!」
「主人公とLくんは、こんな良いところが似ているね!」
 
そんなポジティブな言葉かけをしながら、具体的な作文の書き方について指導をして下さる荻原さん。
 
 
感想文の指導だけではなく、以前よりLくんが興味を持っていた魚の透明標本についての
記事を持ってきてくれて、自由研究で実際に透明標本を作ろうとしているLくんに、
本人が思ってもいなかったようなアドバイスまでしてくれています。

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透明骨格標本 参考写真 (提供 Itoyama’s Page)

結局この日のうちには感想文は完成には至らず、約2時間半の間みっちりと作業をしていたため疲れもあったはずですが、
帰り際にLくんはとてもすっきりとした明るい表情で、こんなふうに話してくれました。
 
「これなら、すごく良い文が書けそうです。家で頑張ります。ありがとうございました!」
 
 
この後Lくんは無事感想文を提出、透明標本も、自宅で試行錯誤をしながら何種類も作り始めているようです。
 
 
実際に作文のアドバイスをする事だけならば、できる大人は少なくはないかもしれません。
しかし、本当に必要なのは、指導を通して子どもの心を掴み、いいところを見つけ、
ポジティブな声掛けでそれを伝えていくことだと思います。
 
荻原さんがそのような働きかけをしてくださったからこそ、
Lくんも「自分にもできる」「やってみよう」と、より強く感じてくれたのでしょう。
 
ポジティブな言葉で、子どもの心もポジティブにしてくださる学習サポーターのチカラ。
これからも、教室で多くの子どものために活かしていっていただけると良いなぁ…と思っています。
 
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アスイクでは教室で子どもと接してくださる学習サポーターを募集しています!
ご興味をお持ちの方は是非こちらをご覧ください。
ボランティアに参加する
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(鈴木篤)
 
※透明骨格標本の参考写真は、Itoyama’s Page様より
 あたたかいメッセージとともに、ご使用を許可いただきました。
 ありがとうございました。

 

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