6月も終わりに近づき、梅雨らしいジメジメした日々が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？

フリースクールの子どもたちは、暑い中でも体育館で鬼ごっこを何度も繰り返し行っています。

毎回全力で走り続けている子どもたちの体力にいつも驚かされています。

スタッフは体力が持たず、繰り返し休憩を取りながらの参加です…(汗)

さて先日、戦災復興記念館へ見学に行ってきました。

今回は子どもから「行きたい」というリクエストを受けての企画です。

ある子どもから「戦時中の記録を見て何かを感じたい」との声が上がり、他の子どもたちにその話をしたところ、「行きたい！」との声が多く、実現に至りました。

「今日のお出かけをすごく楽しみにしてたから、いつもより早く来たよ！」

当日、子どもたちは普段より早くフリースクールへ来てくれました。

お出かけを楽しみにしている気持ちが伝わってきます。

移動手段は地下鉄。

「地下鉄に乗ることはほとんどない」

そう言った彼は地下鉄の駅名を熱心に見て、降りる駅に到着すると、「みんな降りるよー」と、声をかけていました。

最寄駅から徒歩5分ほどで戦災復興記念館に到着！

普段訪れることのない場所。子どもたちは少し緊張した面持ちで館内へ入りました。

チケットを購入すると、スタッフの方に、

「よかったらクイズラリーをやってみてね。全問正解すると記念品がもらえるよ。」

と声をかけていただき、チャレンジすることになりました。

「絶対に全問正解する！」

と気合十分で、真剣に展示されている資料に目を通していました。

館内を1周しただけではすべての答えを埋めることができず、展示品や資料を何度も行ったり来たりして、やっと全ての答えを埋めることができました。

クイズの結果は…

7問中6問正解！！

正解率が9割を超えていますが、本人は悔しそうな様子で、

「1問間違えちゃった」

と、少し肩を落としていました。

しかし！

記念館のスタッフの方におまけしてもらい、記念品の缶バッジを受け取るとすぐにリュックに着け、

「これから缶バッジを集めようかな」

と、嬉しそうに話していました。

スタッフの方の優しいご配慮に感謝です！

記念館の中には、

戦時中に使用されていた、空襲警報を鳴らすサイレンや、防空壕の実物大の模型が展示されており、戦争を少しだけ肌で感じることができることができました。

「こんな音だったんだね」

「こんな場所に逃げ込んだんだね」

と、当時の出来事に思いを巡らせている様子でした。

平和な時代に生きている私たちが、戦争について考える良いきっかけになったのではないでしょうか。

今回の外出では、子どもたちが街の風景や展示されている資料に興味を持つ姿が多く見られました。

普段とは違った環境が子どもたちの興味を引き出したのかもしれません。

今後もこのような機会を持ち、子どもたちの興味を刺激していきたいと思います。

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