2024.10.30 お知らせ
2024年第二回サブサポ研修会開催!!~バウンダリーと境界線について~
こんにちは!
コーディネーターユニットです🌟
さて、10月5日に『2024年度第二回サブサポ研修会』が開催され、
アルバイトスタッフ、ボランティアスタッフを含む計90名の方々が参加してくださいました!✨
その様子をお届けしたいと思います!
今回の研修は「バウンダリー(自他との境界線)から考える他者との関係性構築の仕方」
というテーマで行われました。
第1部では仙台市児童相談所 有住洋子(ありずみようこ)先生をお招きし、「子ども支援におけるバウンダリー(境界線)」についてお話をいただきました。
「境界線」というと物理的に線を引くようなイメージがあるかと思いますが、
関係性における境界線は「物理的境界線」「心理的境界線」「社会的境界線」の3つがあり、人によってその境界の広さは異なっています🤲
近しい関係の中や子ども支援の現場ではその境界線が混乱する場面が多いこと、
自分の境界の広さや境界線の引き方をまだ理解していない子どもに対しては、
大人が自ら境界線を引き直す姿を見せることが大切だとお話を伺いました。
「子どもの役に立ちたい」と日々奮闘してくださっているサブサポの皆さん。
講話の感想共有では、
「自分が無意識に行っていることも境界線を越えていたのかもしれないと感じた。」
「自分と相手の感情がごちゃ混ぜになっていて、実は子どものことを尊重できていなかったのではないかと振り返ることができました」
「自分で明確な境界線を持てるように教えることも大切だと学んだ。」
といった感想が上がっておりました。
第2部では、実際の教室で起こるような場面を想定して、子どもに対する境界線の引き直しをテーマにグループワークを行いました。
事例となるケースは
『カードゲームが得意な子が他の子の手札を勝手に出してしまった時にどう声をかけますか?」というもの。🃏
子どもの返答も考えつつ、どうしたら子どもを傷つけずに気づきを与えられるかな…?と
頭をひねらせながら考えてくださいました!
ロールプレイの発表の場面ではたくさんのグループから手が挙がり、色々な対応方法を共有していただきました!
一つのケースに対しても様々な声掛けや対応のアイデアが挙がり、周囲からは「へぇ~」「なるほど~!」と感嘆の声が上がっていました✨
研修会を通して、参加者の皆さまからは、
「境界線は自分でも曖昧になることが多かったので改めて見つめ直す機会になりました。」
「個人的に悩んでいたところだったので、とてもためになりました。」
「境界線を越えてしまわないように関係を形成していきたいと思ったし、超えてしまった時にどのような対応ができるか考えていきたいです」
とのお声をいただきました😊
バウンダリーは子どもと関わる上で大切にしてほしい考えなので、
普段の自分たちの関わり方を振り返り、今後の関わり方のヒントを得られる、そんな機会になっていたら幸いです🌸