2024.04.02

【vol.10】ひとりじゃないよ!

ヤングケアラー経験のある”ちょっと先”の先輩の経験談。

ピアサポーターである彼・彼女たちの経験や想いを聞いてみました。

両親・弟と4人暮らしをしていたみらいさん。

小学校中学年から大学卒業まで、障害を持つ弟の身の回りの世話や、精神的に不安定な母親に替わり多くの家事を担っていました。どのような体験だったのでしょうか。

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-どんなケア、生活をしていた?

2歳年下の弟は中度の知的障害を持っています。そのことと、母親が精神的に不安定で家事をすることが苦手だったことが重なり、小学校中学年ころから食事の準備などできることを少しずつ担うようになっていました。

家事や弟の世話は、年を追うごとに負担が大きくなりました。

進学先の高校で福祉の知識を得たこと、放課後デイサービスなどでアルバイトしていたこと、メディアの様々な情報に接するうちに、自分が家事を多く負担していることや、これまでは当たり前だと思っていた家でのことが、実は当たり前ではないということに気づき始めました。高校2年生の頃でした。

ー当時の思いは?

当時はつらかったです。家出したいと考えることも多くありました。

そんな状況の中で、ボランティアやアルバイト先も誰かをケアする場所を選んだことに、周りからはよく「家でも仕事でもケアして大変じゃない?」と聞かれたのですが、アルバイト先やボランティア先で子どもと接することが逆に息抜きになっていました。ボランティア先で出会う人は、自分と似たような境遇の人が多く、私にとってとても大事な居場所になっていましたね。相談相手にもこういう場所で出会いました。似た境遇の人にだとお互いに相談もしやすいですよね。



 

-今はどう捉えている?

今となっては、いい経験だったなと思っています。

私自身には、周りに頼れる大人や困った時に相談できる大人がいたのですが、家族にはそういう人がいなかったなと当時を振り返って思います。ヤングケアラーの当事者だけでなく、その家族や家庭を支える存在があったらよかったな、親は親できっと困っていたのだろうなと…。



ーヤングケアラーへのメッセージ

ひとりじゃないよ。周りには助けてくれる大人がいるよと伝えたいです。ピアサポーターの活動を通して、当時私の周りにいた信頼できる大人のような存在に、私もなりたいと思っています。

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