2014.03.04 活動報告

仙台市ひとり親家庭生活支援講習会事業「家計やりくり講座」を開催しました。

ひとり親家庭の保護者向け講座、「家計やりくり講座」を3月2日(日)に開催しました。。

この受験シーズン、保護者から受ける相談内容は、「教育費」についてがとても多く、「高校の入学金と諸経費はいくらですか?」「万が一、公立高校が不合格になったら私立高校に行かせる経済力がありません・・。」「パートだけの収入では、私立高校の受験費用も捻出することが難しいです。」など、切羽詰まった相談が寄せられます。

このブログを書いている私自身(佐々木)も、高校生と中学生の息子を育てているシングルマザーです。息子二人の教育費を捻出するためにダブルワークをした経験もありますので、このような相談内容は痛いほどわかります。

 

アスイクでは、みやぎ生協・一般社団法人パーソナルサポートセンターと連携してまなび場を広げながら、保護者の包括的なサポートを行っています。

みやぎ生協は昨年の9月から「くらしと家計の相談室」が開設され、経済的な悩みを抱えているアスイクの保護者に、この窓口をご紹介しています。

家計やりくり講座では、みやぎ生協からライフプランアドバイザーを講師としてお招きし、教育費の不安を軽減するお話をしていただきました。

第1部では、「教育費・まずは30万円貯めよう」と題し、高校進学する際に掛かる費用や奨学金制度、第2部では「幸せ家計を手に入れよう」という内容で、今後の教育費を見込み、専門家と一緒に支出対策や貯蓄計画を練るワークショップを行いました。

時間が経つにつれて、参加されたお母さんがお一人お一人が抱えていらっしゃる悩みを少しずつですが、打ち明けてくださいました。

あるお母さんは、「大病を克服した後に、やっと就職できた仕事は契約社員でした。体力も経済も不安定の中、高校進学のことを考えるととても心配です。」

また、あるお母さんは「復興住宅に落選し、このままみなし仮設を出なくちゃならなくなったら、生活できないです。」等など・・。

ライフプランアドバイザーの先生方は、そのようなお母さんの心配をゆっくりと聴いてくださり、また思いを汲んでいただきながら、今後について一緒に考えてくださいました。

講座の終わりには、お母さん方同士で悩みを話し合い、これからについてお互いに励ます場面も見られました。帰り際にあるお母さんから、「家の経済的な話は、恥ずかしくて学校にも知り合いにも話ができませんでした。同じような立場のお母さんが居たので恥かしい話も打ち明けることができました。」というお声を聞くことができました。

この講座を通して、お母さん方の不安がどこまで取り除けたかは定かではありません。

しかし、帰り際の話をしてくださったお母さんの言葉や私自身を思い返してみると、「自分の内にある思いを安心して話ができる場所」「一緒に悩んで、その悩みを一緒に考えてくれる人間関係」、このことがシングルマザーの気持ちをどんなに軽くしてくれることでしょうか。

 

まなび場にやってくる子ども達が心身ともに豊かでいられるためには、お母さんやお父さんの「心と経済の安定」は必要です。

アスイクのまなび場は、子ども達の「居場所」はもちろんのことですが、このようなお母さん同士が繋がりを得、安心して胸の内をお話できる「居場所」でもありたいと思っています。人と人との繋がりが生み出され、その繋がりによってお互いが支えられていく・・。そのようなお母さん達の小さなコミュニティーがこれから始まりそうです。

 (佐々木)

 

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