2014.11.27 活動報告
「ついに東京でお店を開く!!」2014復興アントレプレナー最終報告
宮城・仙台の魅力を東京で伝える企画、復興アントレプレナー3日目そして4日目のご報告です。
前回、仕入れ商品を大まかに決めた各グループ。3日目は収支計画の完成と、お店を彩るポップや看板作りに挑戦です。
みんな真剣そうに押塚さん(放課後NPOアフタースクール様)の講義を聞いています。
お店の売り上げと利益を左右する収支計画。時間をかけて、正確に。
果たして、収支計画通りの売り上げ目標を達成できるのでしょうか。
DAY4後半は、看板&ポップ作り。
各班とも自分のお店の特色をだそうと気合が入っています。
どう工夫したら買ってもらえるのか、どうやったらわかりやすく商品が伝わるのか。
みんなでアイディアを出し合って、協力して作っていきます。
最後は班長がオススメ商品と一緒に、各班の作り終えた看板を発表!
前に出て発表する班長も。
気合いバッチリです。
この日で準備は終了。だんだんと子どもたちのチームワークも高まってきたようです。
そしてついに11月15日!
東京の赤坂にあるヒルズマルシェで出店です。
このヒルズマルシェですが、日本全国から本物の商店などが出品している本格的な青空市場です。
子供達が販売を行った当日は、なんと鹿児島から出店している人や、
同じ宮城県からやってきた出店者の方もいらっしゃいました。
当日朝の集会の様子です。
子どもたちも意気込みを発表。
はじめは「店長なんて無理…」と気乗りでなかった子もいましたが、最終的には立派な店長として、
初対面の大人の前で堂々と紹介ができました。
ここはグループ4「宮城っ子」の出店の様子。
大きな白菜や曲がりネギ、銘菓萩の月などが並びます。
協力して短時間で完成させたお店ですが、ポップや配置もお見事です。
他の商店にも負けない品揃えです!
店名「宮城Ties」の様子。
お客さんがご来店。笑顔と元気な声で接客中です。
お客様が買い物を通して笑顔になってくれるという実感で、小売業の楽しさを身を持って体験し、
「お客様に満足してもらう結果として、お店の利益が生まれる」と勉強したことの実践ができました。
販売も無事終了したのちに、六本木ヒルズバークレイズにて振り返りを行いました。
素敵なお菓子と飲み物で、ほっと一息。
さあ、気になるお店の売り上げはどうなったのかな?
残念ながら今回は全体でみると赤字の結果となってしまいました。
グループの中には見事黒字を出すことができたチームもあったようです!
写真はお店を代表して班長が振り返りを行っている様子です。
今回のプログラムの振り返り&アンケート記入中。
子どもたちからは
「来年もまた参加したい」
「楽しかった」
との、声をいただきました。
約一ヶ月という短い間に、初めてあった同年代の子供たちと協力して、無事お店を出店し、販売を行うことができました。
一連の仕入れ先訪問や看板作り、販売を通して、「働くこと」の一端を垣間見ることができたと思います。
仕入れや収支計画の複雑さ。
協力して、物を売ることの楽しさ。
お客様に喜んでもらうこと。
利益を上げることの難しさ。
これらは全て、子どもたちの「これから」に活きるに違いありません。
今回のプログラムは、私たちアスイクの力だけでは成し得ませんでした。
この場を借りまして、バークレイズ証券様、放課後NPOアスタースクール様の多大なご協力、
心から感謝を申し上げさせていただきます。
そして、慣れない東京の地で大人にも負けない笑顔をやる気で営業を頑張った子どもたち、
引率・サポートをしてくれたサポーターの皆様、本当にお疲れ様でした!