2015.07.03 活動報告
サブコーディネーター研修会「他教室のスタッフと交流しよう」
6月21日日曜日に、2015年度第一回目の仙台市内サブコーディネーターの研修会を行いました。
サブコーディネーターは、各教室を運営してくれている非常勤スタッフです。
今回のテーマはずばり「交流」。
普段サブコーディネーターは自分の教室にだけ出勤するため、
他の教室のスタッフ以外と交流する機会はありません。
そのため運営方法は教室ごとに独自の色がでてきます。
みなさんそれぞれより良い教室運営に向けていろいろな取り組みを行っているので、
それをサブコーディネーターの全員で共有する、という目的で行いました。
総勢15人のスタッフが参加し、4人もしくは3人のグループを作りました。
アイスブレイクの時間をとり、みなさんに自己紹介をしてもらった後はさっそく第一部。
「子どもたちは教室に何を求めているのか」というテーマで意見を出し合い、
模造紙にポストイットを張り付けていきます。
「学力の向上」「安心・安全」「スタッフとの交流」、中には「おやつ」などの意見もでました。
その後、その子どものニーズが書かれたポストイットを分類し、グループ分けしていきます。
“大人とのかかわり”グループ、“対話”グループ、“勉強・進路・教訓”グループなどの分類が生まれました。
ここで一度休憩…。
今回参加してくださったみなさんはほぼ初対面。
初めこそ緊張した空気が流れていたのですが、
時間がたってほぐれたのか、このときにはみなさんかなり打ち解けていました。
休憩時間中、机に並べた仙台市全教室の風景写真を見ていただいています。
第二部では出てきたニーズに対して各教室でどのような工夫をしているか発表してもらいます。
こちらは、休憩時間中は「休憩中」と書かれた面を、
勉強するときは「勉強中」と書かれた面を向ける看板を置き、
めりはりをつけて教室で過ごしてもらうある教室の工夫。
こちらは子ども同士で勉強を教え合うことを促す取り組み。
これらの写真を使いながら班内で紹介していきます。
私自身、担当してない教室の取り組みはとても新鮮で、
「おお~」「なるほど~」と声を上げてしまうほど、非常に参考になりました。
それはサブコーディネーターの方々も同じようで、
これは実際に自分の教室でも取り組んでみたい、
という声が多く上がっているように感じました。
すべての意見がでそろった段階で班ごとに発表してもらい、全体でシェアをしました。
最終的に出来上がった模造紙はこんなかんじ。
みなさん活発に意見を出していただきました。
最後は同じ担当教室のサブコーディネーター同士でふりかえりを行い、
今後どのような取り組みを行うか、どのように教室を運営するか、を話し合ってもらいました。
全行程で4時間というかなりの長丁場だったのですが、
みなさん最後まで集中途切れることなく、教室にたいして、子どもにたいして
様々な意見を出し合い、真剣に考えてくださいました。
研修会を終えて書いていただいたアンケートには
「今後取り組んでいきたいこと」「気づいたこと」などしっかりと意見が書かれており、
深い学びがあったのだと感じました。
そして目的として掲げていた「交流」も深まったと思いました。
今後また別のテーマで研修会は続けていく予定です。
みなさんからどんな意見がでるか、今から楽しみです。(西井)