2013.10.09 活動報告
サポーター研修会~褒める・認める・叱るを学ぶ~
10月6日(日)に恒例のサポーター研修会を開催しました!
毎回好評のコーチング研修です!(参加人数:32名)
講師は、東北のコーチングの第一人者であります
(有)アライブ・ワン代表 後藤美香さん。http://alive-one.com/
今回も楽しい会話を交えながらリラックスした雰囲気で、あっという間の3時間でした。
←できたてほやほやの当団体オリジナル小冊子
「いますぐ使える子どもをぐんぐん伸ばすコーチングハンドブック」を研修会で使いました!
(ハンドブックの監修も後藤さんです)
研修会の内容は、下記の通り。
◆集中力を持続させるヒントを知る。
◆「褒める」 「叱る」の目的を学ぶ。
◆「褒める」 「認める」の大切さを知る。
◆「叱る」 「注意をする」の違いを学ぶ。
「褒める」 「叱る」をテーマにあげた研修会は初めて。
サポーターさんの要望を反映し、この度テーマに取り上げました。
研修会で行った内容を2つご紹介させていただきます。
1つ目は、「褒める」「認める」の大切さを学ぶプログラムで
「ホッとメッセージ」をみんなで出し合った演習について。
ちょっとした会話に、相手が元気になれるひと言を添える、それが「ホッとメッセージ」です。
サポーターの皆さんは、楽しそうにホッとメッセージを出し合い、
ポストイットにたくさん書いていました。
例えば
「ナイス好奇心」「今日も会えてうれしいよ」
「丁寧だね」「いつでも話してね」「キミと話すと楽しいよ」
伝える側も、ハッピーになる言葉ばかりですね♪
ホッとメッセージを伝えることは、「あなたを見ているよ」というウェルカムのサイン。
メッセージはシンプルでいいですが、豊かな語彙で伝えることは、子どもの感受性を育みます。
「語彙は人格をつくる」
明るい気持ちになるメッセージを発することは両者にとってプラスに働くと感じました。
もう1つ目は、「叱る」「注意する」の違いを学ぶプログラムについて。
違いがわかるようで、区別が難しい2つですね。
注意をすることは、その場だけ改善してもらえればいい一方的な関わりで、
叱ることは、双方向のコミュニケーションであり、相手が自ら考え、気づき、反省し、成長を促す刺激。
叱る際に気を付けなければならないことを、サポーター同士で考え、発表。
「環境・相手の状況を見る」、「その行為がなぜダメか伝える」、
「叱っている目的を伝える」「人格まで否定しない」「説得にならない」
「同じ行為をしても、叱る時と叱らない時があるなど軸がぶれないようにする」
「自分の感情と分けて伝える」
など、たくさんの素晴らしい意見が出ました。
後藤さんから、褒める、叱る、褒めるという褒め言葉のサンドイッチは、
相手が受け取りやすい叱り方と教えていただきました。
そして叱った後のフォローも忘れない・・・本当に大事ですね。
叱ることに対して、頭ごなし、威圧的、相手に嫌われたくないというネガティブなイメージを持ちがちですが、
今回の研修で、ポジティブなイメージに変わった方も多かったと思います。
研修会後のアンケートでは、
「子どもの行動の背景理由をしっかり聞き取ろうと思った」
「コーチング研修会は、3回目だが、毎回気づきがある。子どもたちをよく観察して、
小さなことも気づき、伝えたい」
「頑張った結果を褒めるだけではなく、頑張っている姿を褒めることが大切だと思った」
「叱る時の環境をつくることが勉強になった」
など沢山の声をいただくことができました。
しかも研修会を受けた方から、学んだことを早速実践して、うまくいったという連絡をもらいました。
これからも、研修会の内容が、日々の活動の中に役立ち、
教室に来ている子がその子らしくいられる、そんないい循環がつくれたら本望です。
次回のサポーター研修会は、2月9日(日)。
次回の研修会も、学びとともに、サポーター同士が刺激し合える時間になればと思っております。
最後になりましたが、今回も講師をしてくださった後藤さん、本当にありがとうございました!
(和田)