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2020.02.28 お知らせ

新型コロナウイルスに関する当法人の対応方針について

令和2年2月28日

当法人の活動に関わってくださっている皆さまへ

 

特定非営利活動法人アスイク

代表理事 大橋 雄介

 

新型コロナウイルスに関する当法人の対応方針について

 

余寒の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。

今般、新型コロナウイルス患者が国内で確認されたことを踏まえ、令和2年2月27日に新型コロナウイルス感染症対策本部が全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明しました。翌2月28日には、仙台市教育委員会が市立小中高校全189校を、宮城県知事が県立高校、中学校を臨時休校することを発表しています。

このような状況に際し、当法人が運営する事業につきましては、以下の理由等から一律的に事業休止とせず、できる限り通常通り開催することとします。

 

  • ・当法人が行っている事業の参加者には、身体的・精神的なリスクを抱えている子どもも一定数在籍しており、その安全確認のために継続的な見守りが必要であること。

 

  • ・現在は中学生の受験シーズンであるが、参加者には家庭環境等の状況から、進学等が危ぶまれ、今後進路未決定等の状況になる可能性の高い子どもも一定数在籍しており、継続的、集中的な支援が必要である場合があること。

 

  • ・特に学校が休校となった場合には、見守りの目が少なくなるため、上記のような状況に置かれた子どもたちに対して、当法人による見守りがより一層重要となること。

 

  • ・保護者も非正規雇用や健康問題等を背景に、今回のような緊急事態によって生活の基盤が不安定になりやすく、今後の生活に不安を抱えている場合も少なくないため、当法人がその声を受け止め、場合によっては専門的な支援につなぎ、またその困り事を代弁して社会に発信していく役割を担うべきであること。

 

  • ・当法人の参加者には、生活環境が非常に不安定で社会的な孤立に陥りやすく、一定期間関係性が途切れることによって、ようやく構築された子どもや保護者との関係性が失われてしまう可能性のある家庭が少なくないこと。

 

なお、上記対応の前提として、以下の対応を取ることとします

 

  • ・利用者等が新型コロナウイルスに感染した場合、もしくは利用者等が感染者と濃厚接触があった場合は活動の一部休止等の判断を行なうこと。

 

  • ・活動中の感染を防ぐため、各活動ではすべての入室者に対して、極力マスク着用を依頼し、アルコール消毒、検温を行なうこと。また、利用者同士が物理的に距離を取れるよう、極力配慮すること。

 

  • ・緊急性が高くないイベント等については、開催の見送りを検討すること。

 

  • ・食事を提供するプログラムについては、調理を伴う活動は休止し、調理を行なわずに提供できる食料等を活用して実施すること。

 

  • ・当法人に協力していただいているボランティアスタッフについては、参加不参加について本人の意思を尊重すること。

 

  • ・利用者の保護者に対して当法人の対応方針の説明を行ない、同意の上で利用いただくこと。

 

当法人は、2011年3月の東日本大震災後に、避難所で生活する子どもたちの学習サポート活動を始めました。有事に際して、より困難やハンデを負いやすい子どもたちのためにできることに取り組んでいきたいという思いで生まれたのが当法人です。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大という有事に遭遇し、これからの生活に不安を抱える子ども、保護者たちが一人でも安心していただけるよう最善を尽くすことは、当法人の存在意義そのものです。

スタッフ一同力を合わせ、この事態に向き合ってまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 

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