2016.07.11 活動報告
理科実験教室を開催しました!
こんにちは。岩沼市学習支援コーディネーターの鈴木篤です。
ここ仙台は梅雨の真っただ中で、ジメジメとした日が続いております。
そんななかアスイクでは、7月2日土曜日に理科実験教室を開催いたしました!
この度講師としてお越しいただいたのは、松延康(まつのぶ しずか)先生です。
松延先生は、年間100クラス以上の理科実験教室を行うかたわら、「世界一受けたい授業」「トリックハンター」など、TVにも多数出演されていらっしゃいます。
今回のテーマは「光の三原色」。
仙台・岩沼から参加した計11名の子どもたちはもちろんのこと、スタッフもワクワクしながら取り組ませていただきました!
まずは、みんなを前に集めて導入の実験です。
液体の色が透明から赤に変わる!
そんな不思議なさまを、軽妙な語り口でご披露いただきました。
既に子どもたちも心を掴まれている様子。
そして、本題の実験へと移ります。
今回のプログラムは、「科学捜査班~優子さんを探せ~」。
ドラマなどでも話題の科捜研となり、光の実験を通して行方知れずとなった優子さんを探す、というものでした。
ちなみに、優子さんが誰なのか、そして捜査の詳しい内容は参加者のみぞ知るヒミツです(笑)
まずは、実験に使う道具の組立から。
実験には、赤・青・緑の三色のLEDライトを用います。
サイズ自体は小さなライトでしたが、実は非常に強力で、遠くまで光が届きます。
みんなで天井を照らすと、
ダンスフロアと見紛う鮮やかな光に教室中が包まれました。
踊りだしたい気分です。
そんな3色のライトを組み合わせて、同じテーブルの子と一緒に様々な色を作る、レインボーアートに挑戦です。
人数が多い方が作りやすいのですが、この二人は人数不足を工夫でカバーしていますね。
そして完成形はこちら。
赤・青・緑・黄色・水色・紫・白、合計7色のライトが出来上がりました。
写真では伝わりきらないのが残念ですが、非常に幻想的な光景です。
思わず写真に収める子どもたち。
そして続いては、「レインボーシャドー」の実験です。
配られたペーパーを折って、LEDライトを等間隔に置くと…
あら不思議、色つきの影が出来てしまいます!
それぞれのライトの光が当たる角度によって、色が合わさりあい、7色の影が生まれます。
これには教室中から「おぉ~」という歓声があがりました。
中にはこんなふうに障害物を工夫して、オーロラのような影を作り出す子も。
スタッフも一緒になって感動していると、その後も楽しそうに創意工夫する姿が見られました。
その後は光と色の仕組みについての解説をいただき、無事優子さんをさらった犯人も明らかに!しかし、犯人の正体については、やはり参加者だけのヒミツです。
メインのプログラムはここまでですが、続いて空き缶を使った空気圧についての実験も体験させていただきました。
空き缶にすこーしだけ
液体を入れて加熱し…
水に移すと…
ベコッッッ!
なんとも気持ちの良い音とともに、空き缶がつぶれてしまいます!
実際にやってみるとなかなかの迫力。
写真の彼のように、逃げ腰になってしまうのもよくわかります(笑)
この実験の後には、松延先生から「学んでいく意味」を教えて頂き、プログラムは幕を閉じました。
子どもたちは、最後まで非常にイキイキとした、充足した様子で過ごしてくれました。
このプログラムでの体験を通して、理科そのものに興味を持ったり、「なぜだろう?」と感じたことを調べてみる原動力を得たり、はたまた「勉強って楽しいかも」と思ったり…子どもたちのなかに、何か少しでも栄養として残るものがあれば良いなぁ…と思います。
それでは最後に、
集まってくれた子どもたち、そして遠方よりお越しいただき、最高の機会を子どもたちに与えてくださった先生方に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!
(鈴木篤)