11日17日(日)に第16回リーダイアログを開催しました。
仮設住宅の拠点リーダーが各拠点の現状や課題を共有し、対話を通して相互に課題解決を図ることを目的に行っているリーダイアログ。今期から2拠点が新しいリーダーに代替わりです。緊張している新リーダーに先輩リーダーがいろいろとアドバイスして、うまく話題を振っている様子はさすがだなあ、と思いました。
後期初めてのリーダー会議ということで、まずは前期の振り返りと後期の拠点方針の共有を行いました。次に、いつものように話し合いたい議題について話したのですが、今回は「そもそもリーダー会議って必要?」という議題が挙がりました。
前期の良かった点としては、子どもにもサポーターにも楽しい活動となっていたことや、新しい仲間がすぐに拠点に馴染めるような適切な環境づくりが行われていたことなどが挙げられました。さらに、保護者に学習会の意図・雰囲気を伝えることができていた、保護者とのコミュニケーションがよくできたなど、保護者との関わりに関する点も多くありました。
一方、反省点として、遊びと学びのONOFFができている子とできてない子の差があった、いつも集中できない子がいた、学習会が宿題を終わらせる場になってしまっていたなどの意見がありました。もう一度、ルールの見直しや学習会をどんな場にしていくか、子どもと一緒に考えていく必要がありそうです。
これらの振り返りを踏まえ、後期の方針は以下のようになりました!(一部抜粋)
・みんなが集中できる雰囲気づくりをする
・もっと子どもの興味を引き出すような学習会にする工夫をする
・それぞれの次元(小学生・中学生・高校生)での目標設定・目標達成を目指す
・受験生サポートに力を入れる(目標設定、その子に合った教材使用など)
どの拠点も、前期の反省を踏まえてよりよい学習会にしようと試行錯誤しているようです。後期は受験シーズン。受験生のいる拠点は受験生サポートに気合いが入っていました。
そして、「リーダー会議って必要?」という議題については、内容・頻度などの面から今後の在り方について考えました。頻度は現状維持となりましたが、どういう場にしていくかについては以下のようにまとまりました。
〇アスイクの全体のことを考えるような場にする
〇各拠点で煮詰まってしまった課題に対しての手立てをもらう場にする
〇知恵出しの時間を設け、各拠点での情報やリーダーの想いをシェアする場にする
また、いつもは話し合って意見を出して終わりだけど、結論を出すことを意識して取り組んでいこう。そうすることで自信をもって教えられるし、小さな問題が減っていくのではないか。という意見も。
ちょっとドキドキする議題でしたが、結果的にみんながホンネを出せて、いい場になりました。
拠点リーダーによるファシリテートは3回目。だんだんリーダーが主体的に場を運営できるようになってきました。 次回からは、さらにブラッシュアップして、よりリーダー主体の場になっていくのではないでしょうか。
寒さがぐっと増して、いよいよ冬本番。体調を崩す人も目立ってきました。子どももサポーターも体調に気をつけて活動していきたいですね。
(松橋)