2014.02.25 活動報告
今期を振り返って、次につなげる。コーディネーター・ミーティングを開催
仙台市との協働事業として、太白区に開設した5ヶ所の拠点。
それぞれの運営を担当するコーディネーターたちが集まり、今年度の振り返りを行ないました。
コーディネーターが感じている「うまくいっていること」、「あまりうまくいっていないこと」。
とにかく、いま感じていること、抱えていることを洗い出すことが目的です。
こういう取り組みをすると、うまくいかなかったことばかりに焦点が当たりがち。
しかし、二つの画像を見比べてもらえるとわかりますが、うまくいったこと(青)も、 そうでないこと(赤)に
負けないくらい、たくさん出てきたことがわかります。
「こんな状況だった子どもが、こんなに意欲的になった」、「靴をそろえたり、机を片づけたり、社会性が身についてきた」、
「事業統括のスタッフと信頼関係が築けている」。
たとえば、こんなポジティブなコメントが上がっています。
ただでさえ大変な事業ですから、まだまだできていないということばかりに捉われ過ぎると、次に向かうエネルギーが
なくなってしまいます。
その点、兆しがたくさんでたことには、安堵の気持ちを抱きました。
小さな兆しを拠りどころにして、前向きなエネルギーとしてもらいたいですね。
もちろん、もっとチカラを入れていかなければならないこともたくさん出てきています。
「学習意欲がそれなりに高い子どももいればそうでない子どもも混在する中で、どうやってどちらにも居心地の
よい場所をつくっていくか」、「ボランティアスタッフのチカラをどうすればもっと引き出せるか」。
組織として、解決していけることは何かを見極め、来年度はさらによい活動になるように具体的なアクションに
反映させていきます。
課題も少なくありませんが、参加者数は当初の計画ベース、子どもの出席率は90%近くと、
全国的にも誇れる成果を挙げることができていることも事実です。
これは、コーディネーター全員が、開始から一人も欠けることなく、それぞれができることをコツコツと
積み上げてきた結果に他なりません。
改めて、一人ひとりに感謝すると同時に、こんなメンバーと出会えた幸運にも感謝したいと思います。
(大橋)