2013.09.24 活動報告
認め伝えることの大切さ inCoco@新寺
仙台駅からほど近い、仙台市若林区新寺にある「Coco@新寺」。
教室をスタートしてからあっという間に半年が経ちました。
教室運営者はじめ、サポーターの皆さんのあたたかい人柄で、
毎回子どもたちは穏やかな表情で学習しています。
中でも、8月に入会した小学生は、寡黙に取り組む少年で、
インターネット教材「すらら」で勉強するのが楽しいとどんどん進んでいます。
この少年が、算数を学習しているときのこと。
定規を使ってきれいに途中式を書いており、
「すごいねー、見やすいねー!」とサポーターが伝えると
はにかみながらも笑みを浮かべ、うなづいていたということがありました。
正答率だけを見るのではなく、
子どものがんばりを見つけて、認め、相手に伝えることは、
ささやかなことかもしれませんが、子どもにとっては印象深いことだと思います。
「自分を見てくれている」と感じ、
「今度はもっときれいに書こう!」と前向きエンジンが加速しますね。
(この少年の手の脇は、丁寧にそして一生懸命書いているからでしょう。
えんぴつの芯で真っ黒でした。)
Coco@新寺のサポーターは、子どものちょっとした変化や努力を見つけて
きちんと褒めています。
また、子どもの手が止まっている時も
さりげなくフォローしているので、子どもは「待ってました!」という表情で
サポーターに質問している光景がしばしば見られます。
だからでしょうか、子どもたちは終了時間の20:30になっても
帰る子がほとんどいません。
あともう少しと学習を続ける子、学習後にサポーターとの話が盛り上がっている子など、
21:00の退去時間ギリギリまで、教室に残っています。
学校での出来事、家族のことなど、自分から話をする子どもたちを見て、
「ここは安心できる場なのだ」と、感じたこの頃です。
(和田)