2016.03.10 活動報告
子どもが成長するには何が必要?/2016年3月6日サポーター研修会開催
太白区学習支援コーディネーターの西井です。
だんだんと暖かくなってきましたね。
同時に花粉症に苦しむ毎日です…。
多くの受験生にとって大きなイベント、公立高校後期試験も刻々と迫っており、
教室ではラストスパートをかける緊張した空気が流れています。
どの子どもたちも志望する進路に進むことができればいいのですが…。
試験が終わればあっという間に卒業式、そして新年度を迎えます。
毎年1月に行っていたサポーターの研修会でしたが、
今年は新年度に向けて子どもたちを支援する意識を改めて持ち直そうという意味も込めて、
3月6日に行いました。
講師には、人権教育、子ども、女性、ボランティア、ジェンダー、心のケアなど
多様な問題に取り組まれているHEALホリスティック教育実践研究所の金香百合様を大阪からお招きし、
あしなが育英会様が運営される仙台レインボーハウスで行いました。
合計29名のスタッフの方に参加いただきました。
今回のテーマは「子どもたちの回復と成長」。
9月など長期休みが明けた月には自殺する子どもが多いというデータがでたことが昨年話題になりましたが、
今子どもたちの心の中ではなにが起こっているのか、そして何が必要なのか金様にお話しいただきました。
みんなで立ち上がって自己紹介。握手までしちゃいます。
せっかく同じ団体で同じ志をもって取り組んでいるので、
これを機につながりができるといいですね。
お話の中で私が一番重要だと感じたのが「自尊感情」というキーワードです。
自分のことを好きだと思える感情のことで、
自分だけでなく他者も認めるなど、人とのつながりも大事にできる気持ちのことです。
この感情が高まっているとき、人は前向きにいろいろなことに取り組むことができる。
子どもたちが持つその自尊感情の種を、
私たち支援者がエンパワメント(高める手助け)することでその種を咲かせることが大事であり、
そのためには安心安全であること、大切に思うこと、聴くこと、 ほめること、感謝することなどが必要だと金さんは言います。
ご自身のエピソードや震災のことを絡めた金さんのお話に、
参加者の方々は聞き入っていました。
研修会後のアンケートには自分自身の内面を振り返られたコメントが多く、
サポーターの方々にとって自分を見つめなおす良いきっかけになったかと思います。
そしてひいてはより充実した子どもたちのサポートにつながっていくでしょう。
お昼を挟んで午後はサブコーディネーター向け研修会のスタートです!
(西井)