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2021.02.19 お知らせ

【緊急寄付募集】2月13日の地震で経済的な被害を受けたひとり親家庭などへの支援金

2月13日の福島県沖地震(M7.3)を受け、当法人では宮城県内のひとり親家庭などへ被害状況の緊急アンケートを実施しました。

 

その結果、予想以上に多くの家庭が経済的な被害、精神的なダメージを負っていることが明らかになりました。

 

<調査の概要>

 

  • 目的:

新型コロナウイルスの感染拡大によって生活に困窮している保護者、子どもに対して、213日の地震の影響を把握することで、今後必要な支援を検討する。

  • 対象:

当法人が自治体と協働で実施している学習生活支援事業の登録家庭
(仙台市・岩沼市・白石市・宮城県21町村に居住し、生活保護、児童扶養手当、就学援助等を受給している小学4年生~高校生年代の子どものいる世帯)

  • 期間:2021217日~19
  • 方法:

上記対象家庭の保護者の内、メールに登録している方に対して回答URLを周知。グーグルフォームによる回答

  • 回答数及び回答率:257件/440件(58.4%)

 

 

<経済的な被害の有無>

 

回答者の4人に1人が経済的な被害があったと回答しています。

 

<被害の内容(一例)>

 

「食器棚が倒れ、食器がほぼ割れてしまいました。食器棚も破損しガラスなしです」

「壁が落ち、ひどい場所は外からの光や風が入る」

「仕事場が被害にあった為仕事が3日間休みになったのでその間の収入が減った」

 

被害の内容は、テレビや食器などの破損が目立ちますが、住居への被害、突然の休業による収入減なども見られました。耐震面で脆弱な住居に住んでいる家庭や、非正規雇用の家庭が多いことが、より経済的なダメージを与えていることが想像されます。

 

<被害額>

 

回答者の自己申告ですが、おおよそ50,000円の被害額がもっとも多いと考えられます。

 

平均値: 79,537円
中央値 :50,000円
最高額 :1,000,000円
最低額 :1,000円

 

<参考:コロナ禍による収入への影響>

 

当法人が別で実施している調査では、ひとり親家庭などのおよそ半数が減収に陥っていました。今回の地震は、ただでさえ苦しい家計の家庭に、コロナ禍による減収、地震による被害と、三重苦を与えています。

 

 

<地震による精神面への影響>

 

また、半数程度は経済的な被害だけでなく、子ども、保護者への精神的な影響を受けていることも明らかになりました。

 

<子どもへの影響(一例)>

 

「一人になることに怯えたり、一人で寝れなくなったり、気持ちが不安定になっている」

「10年前の地震を想いだし身体が震え数日間寝つきが悪い様子」

「津波を経験してるので、怖さで泣いていました」

「地震直後に息苦しくなり嘔吐しました。その日から、夜寝る時間頃になると息苦しくなったり気持ち悪くなって毎日嘔吐しています。」

「10年前を思いだし、泣き崩れた」

「東日本の震災で津波を見て夜まで取り残されたので、地震がトラウマで震えるようになり一人でいるのが怖くなった」

「東日本大地震当時、小2だった娘はあの日を思い出したのか、しばらく大号泣で震えていた」

 

<保護者への影響(一例)>

 

「パニック発作がでた」

「土日、祝日勤務の場合、子供だけでの留守番になる為、不安で仕方がない。子供だけを残して、仕事に行く自分を最低な母親だと思ってしまう。」

「PTSDを発症した」

「大震災を思い出した。親を亡くしたので。」

「10年前の震災を思い出し、恐怖で体が震え1人でいるのが怖い」

 

もともと精神的に不安定な状況の方も多く、地震によってさらに状態が悪化している様子もうかがえます。

また、東日本大震災を思い起こし、PTSDなどの症状を発症しているケースも見られ、10年経とうとしている今でもその影響がいまだに大きいことが再確認できます。

 

 

緊急支援金の寄付募集

 

今回の調査結果を受け、当法人では寄付を募り、今回経済的な被害に遭われた家庭に緊急の支援金を提供したいと考えております。ぜひ、皆さまのお力添えいただければ幸甚です。

 

※2021年3月12日追記

3月11日時点で38名の方から総額643,049円のご寄付をいただきました。

ご協力いただいた皆様に重ねてお礼申し上げます。

申請のあった家庭には、3月中にお届けするよう準備を進めております。

 

  • <趣旨・目的>

2月13日の地震によって、コロナ禍などによる経済的な困窮状態に追い打ちをかけるように、さらに経済的な被害を受けたひとり親家庭などに対して、被害額を補填すると同時に、社会が見守っているというメッセージを伝える。

 

  • <支援金の対象>

NPO法人アスイクが自治体と協働で実施している学習・生活支援事業に登録している生活保護世帯、ひとり親家庭などの内、地震による被害を受けた家庭

 

  • <支援金の額>

一律50,000円/家庭

※寄付の状況、家庭からの申し込み件数によって変動あり

 

  • <目標金額>

4,000,000円

(内訳)

家庭への支援金:       3,200,000円(50,000円×64世帯程度)

事務管理費:             800,000円(寄付額の20%

 

  • <募集期間>

2021年219日~3月11日 

※当初の3月5日から募集期間を延期しました。

 

  • <寄付の方法>

 

・クレジットカード決済(継続寄付/都度寄付)

 

クレジットカードで毎月自動的に寄付、もしくは単発で寄付してくださる方は、下記のURLからお申し込みください。

https://kessai.canpan.info/org/asuiku/

 

・お振り込み

 

ゆうちょ銀行からのお振込み

 

記号・番号    02200-2-128567

 

ゆうちょ銀行以外からお振込み

 

銀行

ゆうちょ銀行

支店

二二九 店(ニニキユウ店)

口座番号

当座 0128567

名義

特定非営利活動法人アスイク

名義(カナ)

トクヒ)アスイク

 

※ご寄付いただいた際には、問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

 

(寄付に関する問い合わせ先)

特定非営利活動法人アスイク

MAIL:admin@asuiku.org

 

※調査結果の全文は下記からご確認ください。

2月13日の地震の被害に関する緊急アンケート結果

 

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