レポート[活動のご報告]

サポーター研修会~褒める・認める・叱るを学ぶ~

10月6日(日)に恒例のサポーター研修会を開催しました!

毎回好評のコーチング研修です!(参加人数:32名)

講師は、東北のコーチングの第一人者であります

(有)アライブ・ワン代表 後藤美香さん。http://alive-one.com/

今回も楽しい会話を交えながらリラックスした雰囲気で、あっという間の3時間でした。

 

 

 

 

 ←できたてほやほやの当団体オリジナル小冊子

 「いますぐ使える子どもをぐんぐん伸ばすコーチングハンドブック」を研修会で使いました!

 (ハンドブックの監修も後藤さんです)

 

 研修会の内容は、下記の通り。

◆集中力を持続させるヒントを知る。

◆「褒める」 「叱る」の目的を学ぶ。

◆「褒める」 「認める」の大切さを知る。

◆「叱る」 「注意をする」の違いを学ぶ。

 「褒める」 「叱る」をテーマにあげた研修会は初めて。

サポーターさんの要望を反映し、この度テーマに取り上げました。

 

研修会で行った内容を2つご紹介させていただきます。

1つ目は、「褒める」「認める」の大切さを学ぶプログラムで

「ホッとメッセージ」をみんなで出し合った演習について。

 ちょっとした会話に、相手が元気になれるひと言を添える、それが「ホッとメッセージ」です。

サポーターの皆さんは、楽しそうにホッとメッセージを出し合い、

ポストイットにたくさん書いていました。

 例えば

「ナイス好奇心」「今日も会えてうれしいよ」

「丁寧だね」「いつでも話してね」「キミと話すと楽しいよ」

 

伝える側も、ハッピーになる言葉ばかりですね♪

ホッとメッセージを伝えることは、「あなたを見ているよ」というウェルカムのサイン。

メッセージはシンプルでいいですが、豊かな語彙で伝えることは、子どもの感受性を育みます。

「語彙は人格をつくる」

明るい気持ちになるメッセージを発することは両者にとってプラスに働くと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう1つ目は、「叱る」「注意する」の違いを学ぶプログラムについて。

違いがわかるようで、区別が難しい2つですね。

注意をすることは、その場だけ改善してもらえればいい一方的な関わりで、

叱ることは、双方向のコミュニケーションであり、相手が自ら考え、気づき、反省し、成長を促す刺激。

 

叱る際に気を付けなければならないことを、サポーター同士で考え、発表。

「環境・相手の状況を見る」、「その行為がなぜダメか伝える」、

「叱っている目的を伝える」「人格まで否定しない」「説得にならない」

「同じ行為をしても、叱る時と叱らない時があるなど軸がぶれないようにする」

「自分の感情と分けて伝える」

など、たくさんの素晴らしい意見が出ました。

 

後藤さんから、褒める、叱る、褒めるという褒め言葉のサンドイッチは、

相手が受け取りやすい叱り方と教えていただきました。

そして叱った後のフォローも忘れない・・・本当に大事ですね。

 

叱ることに対して、頭ごなし、威圧的、相手に嫌われたくないというネガティブなイメージを持ちがちですが、

今回の研修で、ポジティブなイメージに変わった方も多かったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修会後のアンケートでは、

「子どもの行動の背景理由をしっかり聞き取ろうと思った」

「コーチング研修会は、3回目だが、毎回気づきがある。子どもたちをよく観察して、

小さなことも気づき、伝えたい」

「頑張った結果を褒めるだけではなく、頑張っている姿を褒めることが大切だと思った」

「叱る時の環境をつくることが勉強になった」

 など沢山の声をいただくことができました。

 

しかも研修会を受けた方から、学んだことを早速実践して、うまくいったという連絡をもらいました。

 これからも、研修会の内容が、日々の活動の中に役立ち、

教室に来ている子がその子らしくいられる、そんないい循環がつくれたら本望です。

 

次回のサポーター研修会は、2月9日(日)。

次回の研修会も、学びとともに、サポーター同士が刺激し合える時間になればと思っております。

 

最後になりましたが、今回も講師をしてくださった後藤さん、本当にありがとうございました!

(和田)

アスイクのメルマガ Vol.3 発行しました。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━―…‥・★☆★┓

┃◆◇◆ アスイクのメルマガ Vol.3  2013年9月号◆◇◆   (隔月発行) ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━―…‥・★☆★ ┛
発行:NPO法人アスイク http://asuiku.org/

☆★☆★ もくじ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

【 1 】 こんかいのトピックス!

 

【 2 】 アスイクの活動のいま

 

【 3 】 スタッフ自己紹介リレー

 

【 4 】 数字でみるアスイク

 

【 5 】 チカラを貸してくださいコーナー

 

【 6 】 まなび場のエピソード

 

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【 1 】 こんかいのトピックス!

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■ 「子ども白書2013」に、寄稿しました。

http://asuiku.org/?p=1493

 

■ 産経新聞にeラーニングを活用した教育格差解消の取り組みが紹介!

http://asuiku.org/?p=1521

 

■  自転車のご寄付をいただきました。

当団体のまなび場に夜道を歩いて通っている中学生のために、仙台チャリティバック様、田口貴子様より、自転車をご寄付いただきました。

http://asuiku.org/?p=1538

 

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【 2 】 アスイクの活動のいま

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2013年度は、3つのプロジェクトを実施中です。

それぞれのプロジェクトの様子を、カンタンにご報告いたします。

 

■   仮設住宅、学習支援センターでの学習サポート

 

夏休みが終わり、学習会のちょっとした合間に夏休みの出来事をサポーターに

話してくれる子どもたち。

受験生のいる拠点では、模試の話も出始め、受験が現実味を帯びてきている気が

します。最近子どもたちは勉強への姿勢が良く、集中する雰囲気を教室にもたら

してくれているようで、良い雰囲気で学習会が進められていると感じました。

(松橋)

 

Pick Upブログ☆

 

「気になるあの子・・・in卸町」

http://report.sendai-net.com/article/375645800.html

 

「割り算の余りは・・・?in鶴巻」

http://report.sendai-net.com/article/374541793.html

 

「やっと・・・!扇町」

http://report.sendai-net.com/article/375140398.html

 

 

■   地域市民、NPOへのノウハウ移転事業(通称e教室事業)

 

経済的な理由に左右されず、子どもの学ぶ機会を地域市民やNPOなどの手で支える

e教室事業。多くの方のご支援のもと、現在宮城県内10教室まで広げることがで

きました。

教室展開当初から被災三県にまなびの場を広げていきたいと考えており、先月から

本格的に岩手県、福島県で活動されているNPOにe教室事業の提案を行っています!

場所は違えども「子どもの学びを支えたい」という思いは、ひとつ。

今回のブログは、子どもたちの教室での様子だけではなく、サポーターが教室を

始めて感じる気持ちの変化なども書かれています☆(和田)

 

夏休み限定、活動日以外も開放 inオレンジ教室

http://asuiku.org/?p=1480

 

認め伝えることの大切さ inCoco@新寺

http://asuiku.org/?p=1548

 

「実感」さらに感じる思い inラポールの森

http://asuiku.org/?p=1556

 

 

■   低所得家庭の子どもの学習サポート、保護者への相談事業(仙台市委託事業)

 

6月より仙台市と協働で実施している、生活保護や児童扶養手当を受けている中学

生の居場所づくり、学習サポート。4拠点目となる八木山生協教室が開設しました。

5拠点目の富沢教室も、近日開講です。(大橋)

 

「仙台市協働事業、4ヶ所目のまなび場が八木山に開設」

http://asuiku.org/?p=1575

 

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【 3 】 スタッフ自己紹介リレー

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コチラのコーナーでは、アスイクの事務局で働くスタッフをご紹介していきます。

 

今年度3人目の自己紹介は、和田。2012年の4月に入社し、はや1年半。

アスイクでは古参社員となりました。

民間での営業経験も長く、1社を口説き落とすのに1年通いつめたという、

狙った獲物は逃がさない(?)系スタッフです。

(そういうスタッフ比率が高いですが。。。)

http://asuiku.org/?p=1563

 

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【 4 】 数字でみるアスイク(発行日現在)

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★  寄付で支えてくださっている方
2013年度39人(一括寄付23人、マンスリーサポーター16人)

 

★  運営・サポートしているまなび場の数
22ヶ所(被災者サポート7ヶ所、ノウハウ移転型10ヶ所、仙台市協働5ヶ所)

 

★  参加している子どもの数
167人(被災者サポート63人、ノウハウ移転型51人、仙台市協働53人)

★  参加しているボランティアの数
117人(被災者サポート62人、ノウハウ移転型33人、仙台市協働22人)

 

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【 5 】 チカラを貸してくださいコーナー

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アスイクでは、一緒に活動してくださる仲間、後ろから活動を支えてくださる方を

大募集中です。ぜひご気軽にお問合せください!

 

■   マンスリーサポーター

『月500円から。あなたの寄付で、子どもに「まなび」と「つながり」が生まれます』

http://asuiku.org/?page_id=61

 

■   まなびサポーター(教室運営者)募集中

『私たちと一緒に、放課後のまなび場を立ち上げませんか?』

http://asuiku.org/?page_id=432

 

■   学習サポーター(ボランティア)募集中

『子どもとの関係づくりを大切にした学習サポート』

http://asuiku.org/?page_id=1237

 

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【 6 】 まなび場のエピソード

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仙台市と協働で運営しているある地区のまなび場に、突然学校の先生がお越しに

なりました。お話を伺うと、その教室に通っているK君の担任とのこと。

 

「Kが塾に行くといって、学校の居残りをすっぽかしたので、嘘だと思って見に来た」。

 

しばらくたって、K君はいつも通り、教室にやってきました。

(彼はほとんど休まず、この場所に来ています)

 

もちろん、K君はあり得ない人があり得ない場所にいることに面喰い、

かなり混乱したようですが、先生も「まさか本当に来ているとは」と驚いたようです。

 

私たちは‟アスイクのK君‟、休まずマジメにコツコツと勉強に励む彼、

もっと勉強したいから自宅でもeラーニングを使いたいと言ってきた彼しか

知らないので、この先生の驚きに、何とも腑に落ちない感覚を覚えました。

 

しかし、先生の話を聞いて、私たちも驚くことになります。

 

学校でのK君は、校内でも周知の事実となっているいわゆる問題児。

不法侵入。万引き。

警察のお世話になることもあるし、ちょっとしたことでキレて、

他の生徒に手を挙げてしまうこともしょっちゅうなんだとか。

 

でも、そんな彼が最近変わってきていて、学校でも穏やかな表情になってきた。

何があったのか、先生もずっと不思議に思っていたそうです。

 

このまなび場に通い始めたことが、彼の変化を生み出したのか、

その因果関係は定かではありません。

 

しかし、女子中学生からいじられて、ちょっと照れくさそうに

している彼を見ると、この場が、彼にとって穏やかな状態でいられる場所で

あることは間違いありません。

 

何か困ったことがあったら、いつでも連絡してほしい。

学校としてもぜひ協力したい。

嬉しい言葉と携帯番号を残して、先生は深々と頭を下げて帰っていかれました。

 

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★☆★ 編集後記 ★☆★

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作家の平野啓一郎さんが「分人」というコンセプトを提示しています。

(『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、講談社現代新書)

 

ひとりの人間には、関係をもつ他者ごとに「違う自分(分人)」がいる。

 

どれか1つの分人が「本当の自分」というものではなく、

それぞれの「分人」が自分を構成している要素で、

どういう「分人」がいるか、その構成比率が「個性」である、という思想です。

 

自分とは、複数の「分人」の同時進行プロジェクトである。

 

これは、人間を正しく、誠実に捉えた見方であると私は思います。

 

家族、友人、職場の同僚、コンビニの店員。

接する人によって、自分が変わるというのは、誰にでもあることです。

そして、こんな風に思い悩みます。

 

その内のどれが本当の自分で、どれが偽物の自分なのか。

接する他者によって首尾一貫しない自分はダメな人間なのではないか。

 

この本は、そういう悩みそのものが、正しくないと気づかせてくれます。

 

面白いのは、環境が変われば「分人」の構成比率も変化するという考えです。

 

さらに、こうも言います。

自分の中にいくつもある「分人」のどれかをよりどころにして、

人間は他の「分人」にも影響を与えていくことができる、と。

 

本書の中では、具体例として弁護士の大平光代さんに触れられています。

大平さんは、いじめが引き金となって非行に走り、16歳で暴力団の組長と結婚。

その後、父親の友人との出会いをキッカケに、弁護士にまでなった方です。

 

お気づきの通り、「分人」という思想は、特段突飛なものではなく、

当たり前といえば当たり前のことかもしれません。

しかし、「分人」という1つの発想を元に、現実に起こるさまざまな

事象を再構築しているところに、この本の価値があると思います。

 

さて、今回のメルマガ(まなび場のエピソード)では、

K君のエピソードをご紹介しました。

 

アスイクのまなび場にいるときのK君と、学校にいるときのK君。

この2つの「分人」は、全くと言っていいほどの別人です。

しかし、「分人」主義を念頭に置けば、どちらが本当のK君、嘘のK君と

決めつける必要はまったくありません。

どちらもK君なのです。

 

着目したいのは、私たちのまなび場に来て、そこでスタッフやボランティア

という新たな他者と関係を持つことによって、K君の中に新しい「分人」が

生まれたということ。そして、その新しい「分人」が、学校でのK君という

「分人」にも好ましい影響を与え始めているということです。

 

そう考えると、アスイクは「居場所づくり」や「関係づくり」を大切に

していると言ってきましたが、それは子どもたちに新しい「分人」、拠りどころ

となる「分人」を生み出す活動だと再定義できます。

 

平野さんの思想の根底にあるのは、「人間は、一人では生きていけない」という真理。

 

人間は「分人」の集合体であり、「分人」は「他者」との出会いに

よってしか生まれないからです。

 

「個人主義」、「自己責任」が蔓延している社会だからこそ、

「分人」という思想に、一つの光明を見いだせる気がしますし、

私たちの活動の根幹にかかわる思想なのではないかと思います。

 

(大橋)

 

【発行元】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

特定非営利活動法人 アスイク

〒983-0852
仙台市宮城野区榴岡5-3-21 コーポ小松1F

Tel:   022-781-5576

Mail: info@asuiku.org

HP:    http://asuiku.org

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仙台市協働事業、4ヶ所目のまなび場が八木山に開設

仙台市と協働で実施している中学生の居場所づくり、学習サポート事業。

同事業では4ヶ所目となるまなび場が、太白区の八木山生協に開設されました。

開設からわずか2週間で、8名の中学生が体験会に参加しています。

 

第1号となった参加者は、つい先日まで八木山生協で職場体験をしていた中学生だと判明。

生協の副店長とばったり遭遇し、「これからもよろしくね!」と声をかけられていました。

 

また、なんと同じ中学校で席が前後の中学生2人が、八木山教室で一緒になるという偶然も。

「ここなら、2人でゆっくり話せるね」、「ねぇねぇ、あの子ってさぁ・・・」と、

さっそくガールズトークに花を咲かせています。

これまで学校に行かない期間が長かった子なので、この教室での関係がキッカケとなって

学校に行くことが楽しくなってくれたらいいですね。

 

早くもいろいろな偶然が巻き起こっている八木山教室。

これからも、数々のドラマが生まれる教室になりそうな予感です。

(大橋)

スタッフ自己紹介

こんにちは(^^)

事務局スタッフの和田寿子(わだ ひさこ)と申します。

(自己紹介って、なんだか照れますね・・・。)

 

私は、放課後のまなび場づくり(通称:e教室)のノウハウ移転事業の担当をしています。

主な内容は、教室運営者募集活動・NPOへのノウハウ移転事業の提案、

説明会・研修会の実施、教室運営までの準備と運営後のサポートなどです。

サポーターのみなさん、活動を応援してくださっている方々など、多くの方から刺激を受け、

毎日新鮮な気持ちで活動しております。

 

私も学生の頃(だいぶ前ですが・・・)は、家庭で養育が難しい子どもたちが生活する牧場にお手伝いに行くなど、

ささやかながら活動を行ってきました。

また自分自身の家が、経済的に余裕があったわけではなく、

実体験から経済的な理由が学習機会を摘み取ることにつながらない社会になってほしいと考え、

「どうにかできないものか」と悶々としながら社会人になりました。

その思いが震災を機に再熱し、「自分にできることはないか」と探していたところ、

アスイクに出会い、現在に至ります。

 

活動していて楽しいと思うことは、サポーターや子どもたちと一緒に話すこと。

あまりに楽しかったときには、日中道を歩いているときに思い出し笑いをしてしまい、

通りすがりのおじいちゃんに「あんた、ニコニコして、いいなあ」と褒められ?ました。

 

こんな私ですが、1人でも多くの子どもに学びの機会が広げられるよう、努めていきたいと思います!

今後とも、よろしくお願い致します☆

 

<サポーターと一緒に撮ったお気に入りの写真。ちょっと写真はぶれていますが、

 素晴らしい仲間に囲まれていることを実感する1枚です☆>

 

(和田)

 

「実感」さらに感じる思い inラポールの森

8月下旬に教室がスタートした「ラポールの森」。

仙台市青葉区桜ヶ丘にある「みやぎ生協桜ヶ丘店」の集会室を使った教室で、

学生運営教室第2号の教室です。

子どもたちと信頼関係を築き、心を通わせたいという思いから

フランス語の『ラポール』を教室名に入れたそうです。

(すてきな教室名ですね)

 

まなびサポーターのみなさんは、教室近くの大学に通う学生たちと元学校の先生。

サポーターの中には小学校の先生を目指している方も数名いて、

元学校の先生のサポーターから子どもとの接し方、声がけなどを学んでおり、

サポーターにとっても、「ラポールの森」はまなび場のようです。

 

入会第1号の中学1年生の子は、

入会当初、教室に来ても、なかなか勉強に気持ちが向かなかったようですが、

通い始めてまもなく「英語がわかってきた」と手ごたえを感じてくれたようです。

他の中学生の子は、学校のテストの見直しをサポーターと一緒に行ったり、

小学生の子は、英単語をサポーターと一緒に声に出して練習するなど、

それぞれのペースで学習が始まっています。

 小学生から「ねえ、水曜日しかないの?」と言われるくらい、

子どもにとって、楽しみな時間になっているようです。

 

先日伺った際に、まなびサポーターの1人から、活動してみての感想を聞きました。

「教室を始める前まで、経済的に事情を抱えたご家庭が多いということを

頭ではわかっていたが、実感がなかったんです。

でも親御さんから直接話しを聞き、証明書を預かることで、

今は実感しています。

教室を運営前より、子どもたちを支えていきたいと強く感じるようになりました。

自分たちで教室を作り上げていくのって、心持ちが違いますね」

と力強く語ってくれました。

 

教室を運営していくことは、責任を感じる一方で、自分たちのカラーで教室を

作りあげていけるやりがいや楽しさもあります。

 

頼もしいサポーターの話を聞いて、「ラポールの森」のこれからの活動が

一層楽しみになりました。

(和田)

 

認め伝えることの大切さ inCoco@新寺

仙台駅からほど近い、仙台市若林区新寺にある「Coco@新寺」。

教室をスタートしてからあっという間に半年が経ちました。

 教室運営者はじめ、サポーターの皆さんのあたたかい人柄で、

毎回子どもたちは穏やかな表情で学習しています。

 

 

中でも、8月に入会した小学生は、寡黙に取り組む少年で、

インターネット教材「すらら」で勉強するのが楽しいとどんどん進んでいます。

この少年が、算数を学習しているときのこと。

定規を使ってきれいに途中式を書いており、

「すごいねー、見やすいねー!」とサポーターが伝えると

はにかみながらも笑みを浮かべ、うなづいていたということがありました。

 

正答率だけを見るのではなく、

子どものがんばりを見つけて、認め、相手に伝えることは、

ささやかなことかもしれませんが、子どもにとっては印象深いことだと思います。

「自分を見てくれている」と感じ、

「今度はもっときれいに書こう!」と前向きエンジンが加速しますね。

(この少年の手の脇は、丁寧にそして一生懸命書いているからでしょう。

 えんぴつの芯で真っ黒でした。)

 

Coco@新寺のサポーターは、子どものちょっとした変化や努力を見つけて

きちんと褒めています。

また、子どもの手が止まっている時も

さりげなくフォローしているので、子どもは「待ってました!」という表情で

サポーターに質問している光景がしばしば見られます。

 

だからでしょうか、子どもたちは終了時間の20:30になっても

帰る子がほとんどいません。

あともう少しと学習を続ける子、学習後にサポーターとの話が盛り上がっている子など、

21:00の退去時間ギリギリまで、教室に残っています。

 

学校での出来事、家族のことなど、自分から話をする子どもたちを見て、

「ここは安心できる場なのだ」と、感じたこの頃です。

 

(和田)

第15回リーダイアログ開催

9月8日(日)に第15回リーダイアログを開催しました。

仮設住宅の拠点リーダーが各拠点の現状や課題を共有し、対話を通して相互に課題解決をすることを目的に行っているリーダイアログも、今年度5回目。今期のリーダーは、このダイアログをもってリーダー交代です。とはいってもほとんどが継続。頼もしい限りです。

話し合ったテーマは、2点。
人間関係について。学習会に来なくなってしまった子どもへの対応策
生徒の学習への集中力が低下してしまう問題に対して、改善・解決のための方法や、サポーターの関わり方について

以上2点を各拠点の問題の特性をふまえながら考えました。

人間関係については、敵対している子ども同士の対応についていくつか対応策が挙げられました。

     まずは相手を知ることからはじめ、より仲を深めてもらうようにする。
     新しい子に声をかけてもらう
     他の子の邪魔をしないように席を離し、喧嘩をしない空気作りを行う。
また、来やすいようにイベントの手伝いなどを通して、活動に来やすい場づくりを行っていけばいいのではないか、という案も出ました。

集中力の問題については、まずは拠点ごとの現状や問題点を共有しました。

     そもそもの勉強へのモチベーションが低く、集中力が散漫な受験生がいる
     サポーターの注意を嫌がる
     どれだけ強く注意していいものか悩んでいる
などの問題点が挙げられ、そこから課題をまとめてみることに。集中できない生徒に対してのサポーターの対応とそもそもの勉強へのやる気が低い生徒への対応策を考えることになりました。

     重要な土台としてあるのは・サポーターと子どもの「先生」−「生徒」関係。
この信頼関係があれば、少し厳しくても注意を解してくれる。ただし「上下関係」や一方的な関係ではない。
     「他の人に迷惑をかけない」という意識の浸透
     ただ「注意」ではなく、逆に褒めてみる/「集中」というワードを使わない。
このほかにも多くの改善策が挙げられ、今後の活動がどう改善されていくのか楽しみです。

今回のリーダイアログもファシリテーターを拠点のリーダーにお任せしました。拠点リーダーによるファシリテートは2回目とはいえ、今回初めて担当になったリーダーは、ファシリテートに緊張の色が見え、前回どうしていたっけ?という発言も。しかし前回担当になったリーダーのフォローなどもあり、順調に進めることができました。 次回以降の担当リーダーにも引き継いでいってほしいと思います。

夏休みが終わって中学3年生はいよいよ受験期に突入。サポーターの口からも「受験生」という言葉が多くなってきたように感じます。 朝晩の冷え込みが出てきて、体調を崩しやすい時期。子どももサポーターも体調に気をつけて活動していきたいですね。

 

(松橋)

慶応生が教えるサイクリング教室を開催

9月1日、19Tsutsujigaokaでサイクリング教室が開かれ、

アスイクに通う子どもたち12名が参加しました。

 

講師を務めるのは、なんと、慶応大学の学生の皆さん。

東京からわざわざ来ていただきました。

 

まず初めに、自転車に関する授業。

趣味やスポーツの一つとしても楽しめるという、実際に自転車が大好きな学生から自転車の魅力を熱弁していただきました。

一方で、自転車のルール・マナーもしっかり説明。憧れのあの人との2人乗りも立派なルール違反です。

 

また、自転車は避難手段にもなるというお話も。

災害時や緊急時、渋滞する自動車や歩道の人ごみを避けるように通れるのが自転車。

万が一、何かあった時にすぐ使える自転車。とても便利ですよね。

続いて自転車に関する危険についてのクイズに挑戦。

グループで協力して街の中に潜む危険を探しました。

見つけた危険の数を各グループで競い合いました。

次に、共催のバークレイズ証券のから目の不自由なスタッフの方がお越しになり、貴重なお話をいただきました。

「点字ブロック周辺には自転車を止めないように」、

「もし止めてあったら他の場所に動かしてほしい」

子どもたちは普段触れることのない生の声を真剣に受け止めていました。

そして待ちに待ったサイクリング。

ただ自転車に乗って目的地へ向かうのではなく、街の中に潜む危険を探しながら、

どの道を走れば安全に目的地に辿り着けるかを考えながら走りました。

 

数日前まで予報は雨だったのにもかかわらず、この日は30℃を超えるとても暑い一日。

子どもたちは汗だくになりながら「ただいま!」と元気よく帰ってきました。

スタッフは子どもたちの元気にすっかり圧倒されていました…

 

事務局に帰ってくると、子どもたちは早速マップ作り。

各グループが自分たちの考えた安全ルートをマップに描き、

それぞれ自信満々に発表しました。

最後に、子どもたちに免許証を交付。

なんと、今回使用した自転車は後日子どもたちにプレゼントされます!

 

子どもたちは、この日いろんなことにチャレンジしました。

精一杯楽しんで、精一杯学んだ子どもたちの笑顔は本当に素敵でした。

 

これからは、子どもたちには安全に自転車に乗るだけでなく、

安全な道や人の気持ちを考えながら、楽しく自転車に乗ってほしいですね。

ぜひ、自分の家の近くを自転車で回ってみて、何かあったとき安全かつ素早く自転車で目的地までいけるようにマップを作ってみてほしいな、と思います。

 

今回、講師を務めていただいた慶応義塾大学梅津研究室の皆様、

ご協力いただいた放課後NPOアフタースクールさん、バークレイズ証券の方々、

本当にありがとうございました。

 

(インターン 辻)

 

 

 

eラーニング「すらら」×見守り先生の効果

仙台市との協働で7月からはじまった「学びとくらしの安心サポート事業」。

いまのところ、3教室に46名の中学生が参加しています。
(これからドンドン増える予定です)

 

仙台にしては珍しく、あつ〜い、くるし〜いお盆でしたが、今日から各教室が再開。

という事実を、ここの中学生たちは忘れているんではないだろうか、、、

そんな心配はみごと杞憂に終わり、かわらず元気な笑顔を見せながら(子どもによっては、かわらずクールな面もちで)、

子どもたちが続々と集まってきています。

さて、この事業で取りいれているeラーニング「すらら」。http://surala.jp/trial/

「すらら」には、子どもが学ぶ解説コンテンツ、テスト機能の他に、先生用の管理画面があります。

この管理画面では、色々なことができるのですが、メインの機能としてよく使うのは、生徒ごとの学習状況管理ページ。

どの子が、どの部分をどれくらいの時間学習して、どのくらい理解できたのか。

そもそもの全般的な学力はどの程度のなのか、といったことがわかるスグレモノです。

 

久々に、参加している子どもたちの学習状況をチェックしていったところ、なんとも嬉しい発見が。
(注:現場のスタッフは、毎回ちゃんとチェックしています)

「すらら」の解説コンテンツには、理解度をはかるためのドリルがセットになっているのですが、

このドリルの得点がみんな高いということに気づきました。

「そりゃ、学習したんだからドリルの得点が高いからって、そこまで嬉しいこと?」

と思われるかもしれません。

でも、全体的な学力をはかるテスト機能で、1桁(100点満点中)も当たり前の面々です。

聞いているだけで苦しくなるような状況で生活している子ども、少なくありません。

それでもあきらめず、自分が今までチンプンカンプンだった内容を、少しずつ

着実に克服してきている様子がデータからも垣間見えたことは、なんとも嬉しく、また運営者側としては

安堵の気持ちが自然と湧き起ってきます。

 

中には、教室に来ても、誰とも一言も話さず、ただPC(eラーニング)の前に座っている子もいます。
(そういった子どもには、それなりの理由、背景があります)

正直に言ってしまうと、その子はただ時間をやり過ごしているだけなんだろうと思ってました。

否定的な意味ではありません。この場所がその子にとって何かしらの息抜きになっているのであれば、

それはそれで大切なことだろうと。

ところが、自分の苦手なところをコツコツとクリアしていたことを、データが物語っていました。

 

そんな驚きをスタッフに伝えたら、「そうなんですよ〜」というリアクション。
(あ、知ってたんですね。。。)

「特に彼には、こういう自分でコツコツできるのが合ってるみたいです。でもやっぱり、

Iさん(拠点運営者)が、そういう彼の頑張りをちゃんと見てて、本人に伝えるから効果が出てるんだと

思いますよ」

 

確かに、Iさんは他のボランティアメンバーに対しても、「どんなことでも見つけて、とにかくほめる。

ほめすぎるくらいでちょうどいい」と言っていることを思い出しました。

 

eラーニングだからできること。

人でしかできないこと。

それぞれの利点を組み合わせた「eラーニング×子どもを見守る先生」の運営モデルが、いいカタチになってきた気がします。

属人的になりがちな「見守り先生の力」を、どう他の人たちにも広げていくか。次のテーマですね。

 

↓写真は、活動終了後のティータイム(振り返り)の様子。
こんな感じで、あったかいお茶で体を休めながら、スタッフ、ボランティアが子どもごとの状況、
これからのサポートの方向性について話し合っています。

(大橋)

夏休み限定、活動日以外も開放 inオレンジ教室

放課後まなび場づくり第一号の「オレンジ教室」。

仙台市泉区南光台で一人暮らしの高齢者や病気、けが、子育てなどで

お困りの方のサポートをされている「地域生活支援オレンジねっと」様が

運営している教室です。

 

まなびサポーターリーダーの佐藤さんをはじめ、

大学生、近所にお住まいの社会人の方がサポーターとして参加している

まさに地域の方が、地域の子どもの学びを支えている、そんなあたたかい教室です。

 

先日お邪魔した時、中学2年生女子の英語を黙々と勉強している姿が印象的でした。

素晴らしいと思ったことが、

入会当初に受けた学力診断テストの結果をもとに、

復習が必要なポイントを1つひとつ着実にクリアしていること。

コツコツ積み上げていく彼女の努力に、感心しました。

今まで英語を中心に勉強していましたが、ここ最近は数学にも目を向けて学習を始めています。

1つひとつクリアすることは小さな成功体験でもあります。

新たに数学と向き合い、挑む彼女に期待です。

 

一方で妹の小学6年生は、お気に入りの消しゴムとシャープペンを見せてくれ、

のんびり取り組んでいました。

勉強も大切ですが、子どもたちが自分のことを話してくれる時間も大切な時間。

笑顔で接する佐藤さんの姿に、私も癒されました。

 

学習時間終了間近に、大きな蜂が教室内にいることに気づき、

ちょっとしたパプニングも。

子どもたちは、蜂が蛍光灯に止まって休んでいるところを見計らって

退出しました。

もちろんサポーターとの恒例のハイタッチは忘れずに行っての退出です♪

 

教室は、毎週月曜日と金曜日の18:00~活動しているのですが、

夏休み限定で、活動日以外の火曜、水曜、木曜日の午後の時間も

インターネット教材「すらら」での学習や夏休みの宿題を自習学習できるよう場所を

開放しているようです。

 

「毎日来る」と、にんまり笑顔でそう答えてくれたあの子にまた会いたくなりました。

 

(和田)

 

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