レポート[活動のご報告]

2018年度第2回スタッフ全体研修会~不登校の課題はなんだ??~

こんにちは、学習支援コーディネーターの鈴木篤です。
目まぐるしい気候の変化から一転、仙台では秋めいた空気が流れ始めています。
こんな季節の変わり目に実施されるのが、スタッフ全体研修会です。今年度第2回目は、9/9(日)に開催されました。
 
当日はあいにくの天気ではありましたが、本部スタッフ含め総勢78名が一同に会しました。そこで今回お招きしたのは、アスイクの常務理事でもあります、鈴木綾(すずき・りょう)さんです!
写真①
 
第1部と第2部それぞれに異なる方向性で行われた今回の講演会でしたが、ワークショップのファシリテーション並びに不登校に焦点を当てた講演の講師の双方を、鈴木さんにお勤めいただきました。
 


 
まず、開会に先立ち代表理事の大橋の挨拶から。
データを用いながら経済的な困窮を抱える世帯で生活する子どもと不登校との関係を話すことで、スタッフへ今回の講演から学ぶ意味をお伝えいたしました。
写真②
 


 
そしていよいよ鈴木さんをお招きしての第1部【経験共有ワークショップ】の開催です。
普段は他の教室で活動する仲間と知り合い、お互いのルーツや価値観を共有するという内容です。
まずは、席を立ってさまざまな人と自己紹介から。
写真③
目の合った他教室の相手と自己紹介をするわけですが、まずは息を合わせて一発手拍子をしなければなりません。これが案外難しく、思わず笑いが生まれていました。本部スタッフの今井、いい笑顔です。
 
続いて、各グループ内での自己紹介ワークです。それぞれが挙げた自分を紹介する5つのトピックに対し、他のメンバーからインタビューを行い掘り下げていきます。
写真⑤
「これってどういうこと!?」「これが気になります」と、興味のあるものについてたずねていくことで、ご自身のことをあまり口にされない方も話しやすく、また普段から大切にしなければならない、子どもたちに関心を向けて話すことを改めて意識する機会にもなったかもしれません。
写真④
 
そして第1部の最後にしてメインのセッションです。
3名ずつに分かれ、「自分がこの活動に関わった動機」や「活動を通してうれしかった出来事」など、自身の経験について話してゆきます。
写真⑥
みんなどのような気持ちで、どのような考えのもと活動しているのか。
この活動の喜びってどんなことだろうか。
 
普段の活動の中では知り合うことの難しい気持ちや経験を共有するなかで、「私も同じ気持ち!」と共感が生まれたり、「それはうれしいね」と自分を仲間から認めてもらえたりと、様々なプラスな心の動きが生まれていたように思います。
写真⑦
 


 
研修会も折り返し、第2部は鈴木さんによる講演【不登校の課題はなんだ??】
支援者であるアスイクのスタッフが不登校の課題について学び、今後の活動に活かしていくことを目的にご登壇いただきました。
 
まずは、「不登校の児童数は?」「フリースクールの平均月謝は?」などの基本事項の確認から。クイズ形式で、グループごとに回答をもらいました。普段子ども支援に関わっていても、案外知らずにいることも多いようですね。
写真⑧
 
そして、不登校に対する教育行政や学校の対応の遍歴などをお話いただいた後、再度グループワークに移りました。「なぜ学校に通っていましたか?」「不登校になったときの課題はどんなものがある?」
写真⑨
さすが、普段から子どもたちと関わっているスタッフの皆さん。「つながり」「疎外」「学力・社会性」など、様々な意見が挙げられました。
写真⑩
 
 
確かに、その子どもによって抱える課題は様々に異なるかもしれません。しかし、本来は学校に通うか否かの選択は、その子ども自身に与えられた権利。必ずしも【不登校の子ども=問題を抱えている】という等式が成り立つわけではありません。
 
つまり、より見据えるべきは、「不登校の子どもが抱える」課題というよりも、日本において不登校という道を選択するうえでの課題は何かということである、鈴木さんの講演を通してそんな気付きを与えていただきました。(鈴木さんの考える「課題」が何かお知りになりたい方は、ぜひ何かの機会にお尋ねください!)
 
以上のように不登校の課題に関し考えた後には、鈴木さんがこれまでに取り組んでこられた学校以外の学びの手段についてお話いただき、講演が終幕となりました。
写真⑪
 


 
今回の研修会では、不登校について学んだうえで、私たちの活動を続けていく意義を改めて感じさせてもらうことができたように思います。
この場を共有したスタッフの皆さんが今回の学びを活かしながら活動されることで、出席できなかったスタッフの皆さんにもこの経験が共有されていくかもしれません。
私自身も学びを活かしていくことで、普段の活動の質をより一層高めていきたいと感じています。
 
最後になりましたが、このような機会をくださった鈴木綾さん、
誠にありがとうございました!!
写真⑫
 
(鈴木篤)
 


 
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