2020.06.29 活動報告
教室再開後の様子~子どもたちの声~【宮城県/岩沼市/白石市 まなびサポート事業】
みなさんこんにちは!
学習支援コーディネーターの武山です。
6月に入り、およそ3ヶ月ぶりに各地域で教室を再開することができました!
オンライン教室や個別の面談などで子どもたちと接してはいたものの、
直接会うのは久しぶりということもあり
スタッフ一同、「みんな元気にしてるかな」「誰も来てくれなかったらどうしよう…」等いろんな気持ちを抱えながら再開の日を迎えました。
大人の心配をよそに、どの教室も再開初日からたくさんの子どもたちが顔を見せてくれ、
ホッと一息。
休み中に感じることはみんな様々あったようで、
久しぶりに会えたスタッフたちに沢山おしゃべりをしてくれました。
その中から印象的なものを何点か抜粋します。
「学校がなくてつまらなかった。
休み中はずっと(インスタ)映えを意識してお菓子とか料理作ってた」
「課題がたくさんでて、アスイクに聞きに行きたかったけど、
やってなくて困った。始まってよかった!」
「めっちゃ元気だけど、お昼ごはんがレトルトとかデリバリーのものばっかで、
すこし太った…笑」
「学校がないと朝まで動画見たりゲームしたりしちゃって昼夜逆転になった。
学校が始まって起きるのめっちゃつらい」
「オンライン授業が始まったけど、質問もできないし進みも早くてついていけなかった」
「修学旅行がなくなっちゃってかなしい…」
「ずっと家にいたから、通学するだけで疲れちゃう。へとへとになる。」
「犬の散歩してるだけで、近所のおじさんから
変な目でみられたりしていやなきもちになった」
また、中にはこんな嬉しい場面もありました。
教室が使えない期間のオンライン教室や個別の対応、
そこに毎週参加してくれていた、中学3年 Aさんの話です。
どこから手を付けていいかわからず、投げやりになっていた数学の課題を
アルバイトのスタッフが諦めないでやってみよう!と声がけして丁寧にやり方を教えていったところ、
だんだん解ける問題が増えていきました。そして、
「なんだ、案外簡単じゃん!」「武山さん、これ楽勝ですよ」と私に見せてくれるように。
教室再開後、Aさんと同じクラスのBさんが、
「最近Aは数学の授業がんばってるんですよ!自分から手を挙げて黒板に答え書きにいったりしてるし」と
学校でのAさんの様子について教えてくれたときは、感動で少し目頭が熱くなりました。
横で聞いていたAさんは、そ知らぬふりをしていましたが、顔が緩んで嬉しそうな様子でした。
Aさんのがんばりもですが、それをスタッフに教えてくれたBさんの~他の子のいいところを見つけて共有してくれる姿勢~もとても素晴らしく、思わず拍手してしまいました。
私も見習っていきたいです。
コロナ渦の中で、学校も始まり疲れがたまってなかなか教室には来れなくなってしまう子も多いのでは?と個人的に心配しておりましたが、
予想以上に沢山の子どもたちが教室に来てくれているのは、嬉しいことも悲しいことも、
とにかくスタッフに聞いてほしい!という気持ちも強いからではないかなと感じております。
最後に、教室の様子の写真をぺたり。
新しく入った大学生スタッフ。
年が近いお兄さんお姉さんに勉強を教えてもらえる機会が嬉しいとの声は、子どもたちからよくあがります
密にならないように感覚を取り、こまめに換気も行います!
こっそりピースしている子がいますね(笑)
小学生女子、トランプタワーに挑戦!
大人顔負けの器用さです…!!
丁寧な説明はわかりやすい!と評判です♪
先が見えない状況の中で、子どもたちが日々感じていることを気軽に話せるような環境がいかに大切なのかを改めて感じた1ヶ月になりました。
(武山)
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