2021.03.05 活動報告
総勢113名!第3回アスイク全体研修会【ZOOM】実施!
アスイク第3回全体研修会を2/27(土)にオンラインで開催しました!
本部スタッフ24名、アルバイトスタッフ50名、
ボランティアスタッフ39名の合計113名が参加しました。
毎年4回ずつ実施しているこの全体研修会は、アスイクに携わっているすべてのスタッフを対象に、子どもとの関わり方や、教育・福祉に関するテーマを学んだり、他のスタッフと交流したりして、普段の活動に活かすという目的で実施しています。
今年度はコロナ禍により1回は中止。
残りの3回はすべてオンライン開催となりました。
初めは私たちスタッフも参加者の皆様もオンラインでの研修会に四苦八苦していましたが、今回は3回目ともあってだんだんスムーズに準備・実施できるようになりました!
とはいえ、早く対面での研修会も実施したいですね。
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今回の全体研修会は講義とグループワークの二部構成でした。
第一部では、公益財団法人あすのばの村尾政樹様を講師としてお招きして、「緊急支援の取組から見える新型コロナウィルスが及ぼす影響と対応」というテーマでご講演いただきました。
https://www.usnova.org/
入学新生活応援給付金の取組や背景、地域に根付くNPOや活動に期待することをお話ししていただき、私たちにとって非常に有意義な研修となりました。
特に、
・「『よかった』を増やし、『こまった』を減らす」
・「『貧困』の反対は○○である」
・国や行政の子ども若者支援制度の中で、高校入学時の支援が少ない。
・「見守る」よりも「つきあう」ことが大事。
などが、参加者にとって特に印象に残ったようです。
講演の後の質疑応答では、なんと100件を超える質問や感想が寄せられました!!
村尾様は講演後「自分ばかり一方的に話してしまって」と謙遜していらっしゃいましたが、聞いていた側の皆様は決して受け身でなく積極的な姿勢で参加していたのだと感じました。
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第二部では、「今年度の活動で見つけた子どもの幸せと私の幸せ」というテーマでグループワークをしました。
アスイクのミッションである「一人ひとりの幸せをさがす。」に沿って、今年度の活動を振り返り、次年度に自分が挑戦したいことを考える時間でした。
第一部の講演の内容を踏まえ、自分ができること・自分がしたいことを考えている人が多かったようでした。
最後には、自分のしたいことを紙に書いて宣言しました!
「子ども以上に楽しむ!」
「教える→共に考える共に楽しむ関係性へ」
「楽しい!と思える学びの提供」
「子どもたちがもっと安心できる居場所となる」
皆さんがそれぞれの宣言を実行できることを願っています!
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研修会後のアンケートからは、参加者の皆様から様々なコメントをいただきました。
・貧困の反対は何なのか。自分なりの答えを見つけたいと思いました。
・貧困の反対は裕福だと思ったが、実際は普通の生活ができることが幸せであり、裕福だからといって幸せであるとは限らないなと思いました。
・子どもたちに対して、やってあげなきゃではなく、自分でできる範囲は自分でやらせてみて、私たちは手をかすくらいでいいんだよなと改めて思いました。
・研修会の目的にもよりますが、ほかの活動拠点の方と話す機会はほぼないので、グループワークを長くして、もう少し深い議論をするのはありかなと感じました。
・普段関わることのない方たちとお話しできて楽しかったですし、一緒に活動する仲間とのグループワークでは普段話さないことを改めて話せて発見がありました。
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今年度は、コロナ禍により様々な制限の中での厳しい活動となりました。
しかし、だからこそ生まれたつながりや、確かめられた私たちの存在意義もあるはずです。
今回の研修会は、私たちアスイクの価値を再認識できるような全体研修会、そして今年度の活動の集大成となったことと思います!
次年度も活動頂ける方、よろしくお願いします。
また今年度で卒業・退職される皆様も、いままで本当にありがとうございました。
アスイクで学んだことや経験が、次のキャリアに活かされることを願っております!
またいつでも教室に来てくださいね。
(三浦)
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