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2021.04.28 活動報告

成長の春

こんにちは!宮城黒川エリア担当コーディネーターの武山です。
暖かい日が続き、薄紅色の木々に新緑が混ざり始めていますね。
教室に向かう道中でも、春を感じる今日この頃です。
 

 
さて、春と言えば出会いの季節。
新しい教室の子どもたちとの出会いもあり、顔なじみの教室の子どもたちも、進級や進学で少し大人っぽくなっていたりもし、日々新鮮さを感じております。
 
 
さて、今回は武山が教室で感じたちょっとほっこりエピソードをご紹介したいと思います!
 
とある教室でボランティアをしてくださっている学生、Aさんの話です。
小学生との関わりが苦手だと自分自身で感じていたこのボランティアさん、はじめはどう関わっていいか戸惑っている様子でした。
 
勉強を通じて関わろうにも、どうかみ砕けばわかってもらえるのか……。
小さい子と盛り上がれる話題がわからない……。
 
葛藤が続いていました。
そんなある日、教室に新しいゲームが導入されました。
 
「タイムボム」というパーティゲームです。

 
タイムポリスとボマー団に分かれ、爆弾を解除するか爆発させるか、駆け引きをしながら導線カードを切っていくというルール!
積極的に情報を集めないと勝てないということもあり、子どもも大人も関係なく会話が飛び交います。
「ボムカード誰持ってる~!?」
「絶対Aさんがボマー団でしょーーー!!」
「いや、Bくんが怪しいぞ!」
普段はなかなか話せない子どもたちとも、ゲームを通したコミュニケーションで時間を共有することで砕けた雰囲気が生まれ、名前を呼びあう場面も♪
 
この日を境に、Aさんは少しずつ小学生たちに自分から話しかけるようになっていきます。
はじめはゲームの時だけでしたが、回を重ねるたびに勉強中に隣で教える姿を目にすることも。
教室の他のスタッフに「子どもたちの悩みを引き出すにはどう話したらいいか」など、自分が対応していて困ったときの相談もしてくれるようになりました。
 
そんなAさんの変化は子どもたちにも伝わっていたようです。
「今日はAさんにメッセージ書いてほしい!」
これはつい先日の教室で、子どもがAさんにかけた一言。
毎回子どもたちのファイルに、大人からメッセージを書くことになっているのですが、Aさんを直々に指名してファイルを手渡してくれた子がいたのです。
Aさんは驚いた表情をしていましたが、マスク越しでもわかるくらい顔をほころばせてそのファイルを受け取り、丁寧にメッセージを書いてくれました。
子どもたちとの関わりで、大人も成長していく。
こういう瞬間に立ち会うたびに、アスイクで活動していてよかったと実感します。
子どもたちの居場所であることは大前提ですが、教室に関わるみんなにとって特別な意味のある場所になっていけるよう、今年度もがんばります!
 
さて、アスイクでは新年度につき利用者募集中です!
仙台市内以外にも、宮城県北部、南部など県内様々な地域に教室があります。
興味がある方は 022-781-5576 までお電話か、info@asuiku.org までメールでお問い合わせください。
(メールの場合は件名に「まなびサポート利用希望」と入力してください。利用可能世帯には収入などの条件があります)
 
子どもたちの学習支援・居場所づくりのため、アルバイトやボランティアも募集しています!興味があればこちらのリンクから (アルバイト:https://en-gage.net/asuiku/ ボランティア:https://asuiku.org/category/volunteer/ )お申し込みください。
 
 


 
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