2020.01.27 学習生活支援事業
第3回アスイク全体研修会
みなさん、こんにちは!
学習支援コーディネーターの加藤です。
インフルエンザが少しずつ流行ってきているようですが、みなさん体調はいかがですか?
お部屋を十分加湿・換気して対策をしっかりしてください☆彡
今回は、昨年12月22日(日)にエル・パーク仙台にて行われました2019年度・第3回アスイク全体研修会の報告をさせていただきます。
当日は本部スタッフ、アルバイトスタッフ、ボランティアスタッフ併せて約80名の方々が参加してくださいました。
まず、各事業のリーダーより「バリュー」についての説明がされました。
「バリュー」とは、アスイクで活動する全スタッフが子どもや保護者と関わるうえで共有しておきたい「価値観」のことで、この度『受容』、『共に考える』、『挑戦』、『楽しむ』の4つが策定されました。
また、バリューを全スタッフにより浸透させ、意識して活動するために『バリューマスター』なる称号を目指す取り組みについても紹介されました。それぞれのバリューに基づいた行動が出来ているスタッフを評価し、次回の全体研修にて表彰するという取り組みとなります。1月より各事業の拠点ごとに実施されていきます。
講義に入り、第一部は「発達障害への理解」と題し、宮城県南部発達相談支援センター・学齢児支援係の庄司梨枝先生をお招きして、発達障害の基礎知識や二次障害、支援の基本的な考え方について、アーチルにおける現状を踏まえながらお話していただきました。
実際の事例を用いて発達障害を抱えている方がどう物事を捉えているのか参加者自身で体験する場面があり、特に学習の場面における認知の難しさを実感することができました。
ほか、アスイクはじめ様々な立場(機関)の人が連携していくうえでの大切な視点として「支援者全員で子どもの見方と支援の方向性を共有する」、「障害名でなくその子に目を向け、共に理解しあうこと」、「共に保護者とのよりよい関係をつくり、つながりをもちながら支援できること」、「将来を見据え、本人が今必要としている支援を届けるために、共に役割を果たそうと活動し続けること」の4点お話していただきました。
続いて第二部は、よりみち文庫・共同代表の滝口克典氏をファシリテーターに招いて「お困り座談会」と題し、スタッフ同士でお互いの自己紹介や日頃感じている疑問、困りごと、バリューに基づいたエピソードを話し合いました。
スタッフ間の連携や各拠点の子どもの特徴、教室の広さ、人数の違いなどを知り驚いている方も中にはいました。お互いの理解を深めることででき、時間もあっという間に過ぎているようでした。
最後にはそれぞれがグループワークの振り返りを記入し全体で共有しました。
研修会後のアンケートでは「発達障害について授業などで聞いていたが、実際に現場で働いている人の話を聞けてよかった」、「他の事業のスタッフの話を聞いて、参加してみたいと感じた」「バリューを意識して活動していきたい」といった意見が寄せられました。
なかには「バリューマスターを目指して頑張ります!」との意気込みもありました。ぜひ頑張っていただきたいですね!(私も日頃つい忘れがちなのでしっかり意識します・・・)
次回、第4回アスイク全体研修会は3月に開催されます。
『バリューマスター』の表彰も行われる予定ですので、ぜひお楽しみに!
(加藤)
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