皆さん、こんにちは！
宮城県広域エリア　学習支援コーディネーターの加藤です☆
 
だいぶ寒くなりましたね～。
自分は最近暖房を使うようになったので、乾燥しないように一緒に加湿器も使うようになりました。
 
さて、時期はだいぶ過ぎてしまいましたが、今回は9月27日(日)に行われたアスイク全体研修会の様子についてお伝えしようと思います。
 
アスイクでは毎年、年4回ほど本部スタッフ、アルバイトスタッフ、ボランティアスタッフ総勢100名近くが集まり様々なテーマで研修会を開催してきました。
 
コロナの影響により通常開催が難しい状況でしたが、アスイクとして活動するうえでの視点の共有や、対応力を強化することを目的に、今回初めてZOOMを使ってオンラインでの開催に至りました。
 
当日参加したのは本部、児童館、保育園、アルバイト、ボランティアスタッフ計８８名。
 

 
まず最初に、当法人の大橋代表より今年度から新しくなったアスイクのミッション・ビジョン、活動するにあたっての行動指針について説明されます。
 

 
ミッションは「一人ひとりの幸せをさがす」、ビジョンは「困っている子どもや親の味方が、たくさんいる社会」となりました。　

※経緯についてはホームページでも記載されているのでぜひご覧ください。
 
 
続いて、今年度新たに入職したスタッフからの自己紹介も☆
 

 
今年度入職したスタッフは新卒での採用、教員や施設職員、相談支援や放送関係の職を経験してきた、興味深い人員がたくさんいます。
 
 
最初の講義では大橋代表より、アスイクに登録している家庭を対象としたアンケート調査から見えてきた現状や、新たな取り組みとして始まったアスイク独自のフードバンク「プラアス」、オンライン学習支援について紹介されました。
 
コロナによる子どもたちの休校期間を受けて、アスイクでは3月頃より登録家庭のおよそ300世帯を対象に食品を配送してきました。この取り組みを今後も「プラアス」として継続していきます。
 
オンライン学習支援は、当初は通常の教室開催できなかった期間、ZOOMを活用し行ってきました。
学校再開後はアスイクの学習支援も通常開催に戻りましたが、それでも感染リスクの考慮や、送迎やその他の事情により教室参加が難しい子どもに対してオンラインでの学習支援を継続していく形式となりました。
 
 
続いて、当法人、相談支援ユニットの吉田彩乃リーダーより「コロナ禍における子どもたちのサイン」というテーマで講義していただきます。
 

 
コロナの影響により、アスイクでは子どもたちの様子の変化や保護者からの様々な声を見聞きし、これまでの対応とはまた違った関わり方や視点について考えさせられることがありました。
そこで今回改めて、全スタッフが子どもと関わる際の視点やポイントについて講義を通して共有していきます。
 
アスイクでのアンケート調査をみると、やはり子どもたちにも大きくストレスがかかっている状況が見えてきました。
 
コロナ禍での生活環境や保護者の就業状況の変化、家庭の経済的困窮により虐待のリスクが増大しています。
 
アスイクで活動するうえでも子どもたちの様々な変化や行動について早期に発見し、見逃さないことが大切になってきます。
 
続いてのグループワークでは（株）ばとん　代表取締役・遠藤智栄氏をファシリテーターにお迎えし、それぞれ４～６人ほどのグループに分かれ「教室での困りごとや気になること」をテーマに、意見交換を行います。
 

 

 
より充実した教室利用をしてもらうためにはどうしたら良いかやコロナ禍で見えてきた課題などについて話し合いが行われました。
 
最後にグループおよび全体で今回の研修の感想について共有します。
 

 
「コロナ禍で困りごとを相談する機会が減っていたので、このように様々なスタッフの意見を聞けたのはすごくよかった」、「困っている子どもや親の味方がたくさんいる社会になるためには、同じ志や問題意識をもった人が行政や福祉のいろいろな現場にいることが大切」、「普段聞くことのない保護者の方の声を知ることができて参考になりました」といった感想が聞かれました。
 
 
今回の研修は初のオンラインでの開催ということもあり、企画した本部スタッフもどのような形になるのか想像がつかず不安も多くありましたが、このコロナ禍でもアスイクとしてできること、目指す方向性について共有でき良かったです。
 
次回の全体研修は12月13日(日)に予定されています。
 
こちらもオンラインでの開催になるので、またブログで研修の様子をご報告できればと思います。
 
（加藤）